輝け太もも！超初心者向け エルフェルト実戦テクニック10選！[ギルティギア ストライヴ]

　このキューブ攻撃、めちゃくちゃやっかいだな……
　ぜんぜん近づかせてもらえないぞ……
　

　こうなったら！ キューブを防ぐのではなく、消しに行く！
　四角には丸で対抗だ！ いくぞ、エルフェルト！
　

　ハイパーヒップタックル！（別名：Missシャルロット（お手入れ不足））
　四角いキューブを丸いお尻で粉砕だ！
　

　接近完了！
　

　どすこーーーーーい！
　

　太ももだけじゃなくお尻も強い！
　シリフェルト=ヴァレンタイン！！

　ぼくは対戦格闘ゲーム『オシリギア ツヨライヴ』（別名：ギルティギア ストライヴ）をプレイしている。
　巨大なお尻の強い圧ですべてを押しつぶしていく爽快むちむちアクションだ。
　

無敵技を誘ったりHSを先端当てしたりスライドロマンキャンセルを習得したりぜんぜんわからなかった対飛鳥がちょっとわかってきたりと着実に成長しているがシンの無敵技が二段攻撃なのだけは毎回見事に忘れてボコボコにされる人 pic.twitter.com/1vYvdqyBgk

— ゲムぼく。 (@gamebokusan) March 5, 2024

　ぼくの場合は本作が初めて本格的に触った格ゲーなので、プレイ歴がそのまま格ゲー歴になる。そろそろ3ヶ月だ。
　オンラインマッチのランクタワー適正階層で言うと10Fという場所にいるのだが、最近は上級者っぽい人とマッチングしてもそれなりに渡り合えることが増えてきた。まだまだわからないことのほうが多いのだが、成長は日々実感している。
　とても楽しい。最初にハマった格ゲーがギルティギア ストライヴでよかったな、と思っている。
　

　特に、エルフェルト=ヴァレンタインというキャラクターと出会えたのはとても大きい。
　エルフェルトは元気で太ももが太くてかわいくて太ももが太くてよく食べて太ももが太くてお尻が大きくて太ももが太くて太ももが太くて太ももが太い。いま挙げただけでもいいところが10個もある。

　さらに、エルフェルトは扱いがとてもカンタンでわかりやすい。
　カンタンとは、必殺技の難しいコマンドがないことを表す。おそらく本作の全キャラのなかでいちばんカンタン。覚醒技という超必殺技だけちょっと難しいのだが、ふだん使う必殺技はいわゆる「波動拳コマンド」と「竜巻旋風脚コマンド」だけであり、「タメ」や「昇竜拳コマンド」はひとつもない。
　わかりやすいとは、キャラコンセプトが直感的でゲームシステムともなじみやすいことを表す。エルフェルトはざっくり言うと「どんどん突進して攻めまくる猪突猛進ファイター」であり、キャラ選択画面にある二つ名「甘き夢想の弾丸列車」まさにそのもの。ギルティギア ストライヴは基本的に攻めまくったほうが攻撃力ボーナスなどがついて強いゲームなので、そことの相性もバッチリ。
　

　そんなエルフェルトを、ぜひ格ゲーをやったことがないあなたにも使ってほしい！
　エルフェルトきっかけで格ゲーを始めてほしい！ そして太い太ももを異常に愛する人間になって取り返しがつかなくなってほしい！
　

　そこで今回は、エルフェルトとともに初格ゲーの道を歩んだ超初心者ならではの経験と知見を結集！
　格ゲーをやったことがなくても、これを身につければエルフェルトの強さと太ももの太さを引き出せるというテクニックを10個に厳選して大紹介！
　厳選ポイントは「短くてカンタンでずっと使えること」だ！ これだけ覚えてオンライン対戦へGO！
　

[01] ダッシュ

　エルフェルトは太ももが太いのでダッシュが速い！ 太き太もも弾丸列車！
　ただ走るだけなのだが、エルフェルトは基本的に相手に近づいたほうが強いので超重要。
　ここで大切なのは、ダッシュボタンで走ること。方向キーを前2回でも走れるのだが、キーコンフィグでダッシュボタンを設定して、それだけ押して走れるようになろう。ぼくはZRボタンに設定している。
　ダッシュボタンで走るクセを身につけていると、ダッシュを使ったコンボ（連携攻撃）が出しやすくなる。
　

[02] 近S→S→HS→HS（ガトリングコンビネーション）

　相手に近づいてボタン連打だけで出せる超強力な連続攻撃！ ガトリングコンビネーションという名前もかっこいい！
　ガトリングコンビネーションはほかにもいろいろあるのだが、これがエルフェルトの基本形。方向キーと組み合わせて入力する必要がなく、とりあえずSとHSを順番に連打していれば出るのでめちゃめちゃカンタン。
　それでいて強い。特にエルフェルトは初撃の「近S」という敵に近いときのSが強く、出が速くて攻撃範囲が縦に広いので空中の敵も即座に叩き落とせる。アーケードモードなどのコンピューター戦であれば、[01]のダッシュとこれを組み合わせて殴り続けるだけで勝てることも多い。
　

[03] ジャンプ→空中ダッシュ→空中S

　跳んで突っ込んで殴る！ 跳んで突っ込んで殴る！
　エルフェルトはとにかく相手に近づいてこそなので、近づく手段をいくつか覚えておくと強い。代表的なのがこのジャンプしてからのダッシュで、これは空中ダッシュと呼ばれる。
　で、空中でSボタンを押すと空中Sが出る。これは攻撃範囲が広いので当たりやすくて、しかも距離によっては相手の背後に回りながら攻撃する「めくり」というのができて、相手にガードされづらくなる。最初は運だが、慣れると狙って「めくり」ができるようになる。
　これで近づいてしまえば、エルフェルトの距離！ あとは攻め続けるのみ！
　

[04] ダッシュ→しゃがみHS

　[03]の空中ダッシュを使った接近方法だけでは、そのうち相手に読まれてしまう。
　そこでこの地上ダッシュからのしゃがみHS！ 速くて強くて太ももが太い！
　エルフェルトのしゃがみHSは、じつは攻めの起点として非常に重要。相手を浮かせる効果があるので、そこからさまざまなコンボにつなげられる。しかも、前に進みながら攻撃するので意外と遠い距離からでも当たり、特にダッシュから繰り出すと相手の意表を突けることもしばしば。
　

[05] ジャンプ→空中Missシャルロット

　ここで初めてコマンド入力を必要とする必殺技が登場。Missシャルロットという飛び道具だ。いわゆる「波動拳」みたいなもの。
　このMissシャルロットは、放った弾が途中で1回止まり、相手に向かって曲がるという性質を持つ。適当に撃っても当たりやすいのだが、空中からだとナナメ軌道で画面を対角線上に制圧でき、避けるタイミングも難しくできるので相手に強いプレッシャーをかけられる。
　ただ、ジャンプしてから波動拳コマンドというのは意外と難しいので、がんばって練習しよう。慣れてきたら前方ジャンプや後方ジャンプから出すのも練習しよう。
　これは単に連発するのではなく、[03]の空中ダッシュSと混ぜて使うと強い。たとえば、この空中Missシャルロットで牽制して「ジャンプしたら飛び道具を撃つ人だ」と思わせてから、急に[03]の空中ダッシュSでスキを突く、という感じ。
　

[06] しゃがみHS→チェーン・ロリポップ

　連続で入力が必要なのでけっこう難しいが、これができればコンボはバッチリ！ エルフェルトが自慢の太ももを無限に躍動させるエンドレス太もも技、チェーン・ロリポップだ！
　[04]で書いた通り、しゃがみHSには相手を浮かせる効果がある。浮いている相手はガードや反撃がいっさいできず、バーストゲージがあるときのサイクバーストしかできない。
　チェーン・ロリポップはとても強い必殺技なのだが、じつは技の出始めや隙間に明確なスキがあり、ある程度慣れた人が相手だとパンチなどですぐ止められてしまう。特に上級者が相手だとほぼ決まらない。しかし、こうやって浮かせているときならばパンチは出せないので最後まで必ず入る！
　

[07] 近S→S→ボンボン・ショコラ

　ガトリングコンビネーションと見せかけて、ボンボン・ショコラで背後に回って追撃だ！
　ボンボン・ショコラは、爆弾を前方に転がしつつ自身は前方に高く跳び上がる技。距離によっては相手を飛び越して背後に回るのにも使える。チェーン・ロリポップに比べると最初は使いどころがよくわからないが、じつはとても強い。慣れてくると「チェーン・ロリポップは相手を警戒させるおとりに過ぎなくて、本命の攻撃手段はボンボン・ショコラだな」という気すらしてくる。
　ボンボン・ショコラにはいろんな使い方が考えられるが、まずはこんな感じで、ガトリングコンビネーションのような通常技の合間で急に出して攻撃のリズムを変えたり相手のガード方向を狂わせたり、あるいは壁際から脱出したりするのに使ってみるとよい。太ももジャンプで相手の身体も意識も飛び越せ！
　

[08] しゃがみHS→しゃがみガード

　[01]～[07]はすべて攻めのテクニックだったが、これは守りのテクニック。相手からの反撃をもらいやすいタイミングでガードに転じる、というもの。
　しゃがみHSはヒットすればチェーン・ロリポップなどにつながる攻めの起点だが、スキが大きめなので、もしガードされると反撃をくらいやすい。
　そこで、しゃがみHSをガードされそうな気がしたらすぐにしゃがみガードに転じるとよい。フォルトレスディフェンスを知っているなら、それも使ってみよう。立ちガードでもよいのだが、直前にしゃがみHSを撃っているということは基本的に相手は地上にいるはずなので、しゃがみガードのほうが防げる攻撃が多い。
　慣れてくると、しゃがみHSがヒットしたらチェーン・ロリポップ、ガードされたらガード、というのを見てから使い分けられるようになる。いわゆる「ヒット確認」と呼ばれるものだ。
　

[09] しゃがみガード→ロマンキャンセル

　これも守りのテクニック。
　ロマンキャンセルはテンションゲージという画面下の黄色いゲージを1個使うのだが、ぜひボタンを押せるようになっておこう。ガードに成功した瞬間にロマンキャンセルボタンを押して、黄色い衝撃波を出す。これで攻撃に転じやすくなる。
　ロマンキャンセルはどのキャラでも使えるのだが、特にエルフェルトにとってこれは重要。エルフェルトはソルやカイなどと違って「無敵技」と呼ばれる必殺技を持たないので、相手のコンボを途中でムリヤリ押し返す手段が少ないのだ。このロマンキャンセルが貴重な手段のひとつ。そして、テンションゲージさえあれば発動はボタンひとつなので、初心者でも出しやすい、というのもメリット。
　ある程度慣れてくるとテンションゲージをほかにもいろんなことに使いたくなってくるのだが、最初のころはゲージが余りがちなので、これで相手を押し返してどんどん攻めていこう。
　

[10] しゃがみK→しゃがみダストアタック

　最後にふさわしい高難度テクニック！ なんとKとDといういままでなかったボタンがふたつも登場！ ここまでぜんぶSとHSだけでやってきたのに！
　しゃがみKやしゃがみダストアタックは「下段」と言って、立ちガードでは防げない攻撃。しゃがみKは威力は低いが速いので当てやすく、しゃがみダストアタックは遅いが威力がやや高く相手を転ばせることができる。
　用途はいろいろあるが、たとえばチェーン・ロリポップやガトリングコンビネーションを連発しても相手のガードをなかなか崩せないというときに、これを急に混ぜてかく乱すると強い。おすすめ。
　なお、このしゃがみK→しゃがみダストアタックをおすすめする理由はほかにもあるのだが、それは最後に解説する。
　
　

　いったん以上だ。
　この10個を覚えれば、なんなら最初は10個のうち2～3個だけでも覚えれば、エルフェルトをエルフェルトらしく使うことができ、太ももをより輝かせてあげられるはずだ。

　ちなみに、これら10個のテクニックはひとつひとつは断片的なものだが、複数を組み合わせてつなげるとより強力なテクニックになる。
　たとえば……
　

[01] ダッシュ
[03] ジャンプ→空中ダッシュ→空中S
[02] 近S→S→HS→HS（ガトリングコンビネーション）

　

[04] ダッシュ→しゃがみHS
[06] しゃがみHS→チェーン・ロリポップ

　

[07] 近S→S→ボンボン・ショコラ
[09] しゃがみガード→ロマンキャンセル
[10] しゃがみK→しゃがみダストアタック

　こんな感じ。
　たった10個のようでいて、じつは組み合わせや工夫で20個にも30個にも化ける。
　ぜひ自分だけのオリジナルテクニックをどんどん編み出していこう。
　

　そして、ぼくが[01]～[10]のなかで特に習得をおすすめしたいのは、難度は高いが最後の [10] しゃがみK→しゃがみダストアタック だ。
　エルフェルトが好きな人は、ぜひこれを使ってほしい。KボタンとDボタンがすり切れるまで使ってほしい。
　なぜなら……
　

　大きなお尻でドスンと尻もちをついて大地を震わせるエルフェルトがかわいいからだよ！
　

　ああああ～～～～！
　シリフルエル=ヴァレンタイン！！
　

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