ぼく「あっ、来た。この電車だ」
息子「なんかロゴマークみたいなのがかいてある」
ぼく「おっ、すごいね。よく気づいた。ハウステンボスのロゴらしいよ」
ぼく「おっ、グリーン車ほかに誰もいないじゃん! 快適そう」
娘「グリーン車って高いの?」
ぼく「まあ普通席よりは高いけど、旅行のときはお金なんか気にしなくていいんだよ。グリーン車のほうがのんびりできるから酔いづらいだろうし。ぜいたくに行こうぜ!」
というわけで、博多駅から特急ハウステンボスに乗って約2時間!
ここが……!
ハウステンボス!
ハウステンボスは、長崎県佐世保市にあるテーマパーク。
敷地面積は東京ディズニーランドの2倍ほどもあり、単独のテーマパークとしては日本最大とのこと。
オランダを中心としたヨーロッパの町並みを再現しながら、最近ではVR技術などを駆使した最新アトラクションもどんどん取り入れているらしい。
息子「どこから行くの?」
ぼく「はい、これ地図。今日はハウステンボスのホテルに泊まるし時間はめちゃくちゃあるから、好きに決めていいよ。行きたいところからどんどん行こう。特に決めずに適当に歩いてもいいし」
娘「え~、すごい! どうしよう。まよっちゃうな~」
ハウステンボスは人気テーマパークではあるが、東京・大阪あたりにあるようなテーマパークに比べればさすがにすいている。アトラクションの待ち時間は知れているし、レストランなどもすぐ入れそうだ。
なので、今回は子どもたちの自主性にある程度任せてみようと思っている。これも広く言えば教育みたいなものだ。
ぼくは子どもたちがやりたいことをやらせてあげたり、アトラクションへの恐怖を解きほぐしてあげたり、なにか判断が難しいことが訪れたときにアドバイスしてあげたりするだけでよいと思っている。そうやって、余裕に満ちた威厳ある姿を見せてあげるのが大人の務めというものだ。
ハウステンボスには専用アプリがあるので、これで現在地、アトラクションの場所、待ち時間などを確認できる。
これも使いながら、子どもたちに遊びたいところや行きたいところを探してもらい、ぼくはそれを後方から支えていけばよい。これができる大人の余裕というものだ。
出典:https://www.huistenbosch.co.jp/
息子「これどんなやつ?」
ぼく「おっ、VR-KING。ジェットコースターだって」
息子「こわいやつ?」
ぼく「いや、これはVRだから、映像とか振動とか音とかで動いてるように見せかけるだけで、実際は動かないやつだよ。ちょっとびっくりはするだろうけど、しくみがわかってれば怖くない。無理って思ったら目をつぶればいいだけだし」
息子「なるほど~。じゃあ、乗ってみる!」
ぼく「よし、行こうぜ! ついてきな!」
ぼく「ギエエエエ! 死ぬ! 落ちる! ア゛ッ」
息子「落ちてないよ! ゆれてるだけだよ!」
ぼく「落ちてるよ!! ア゛ッ、ウ゛ッ」
息子「しくみがわかればこわくないよ」
ぼく「そんなわけないだろ!!」
ぼく「あっ、これ巨大ガチャガチャだって。アトラクション一覧にもある」
娘「えっ、やってみたい!」
ぼく「よし、やってみな!」
娘「でもこれ、1回500円だって。けっこうするよ」
ぼく「旅行中はお金なんて無限にあると思いな! ほら、500円」
娘「ありがとう~!」
ぼく「ワハハハ」
娘「あっ、これなぞときっぽいやつ?」
ぼく「おお、そうだね。リアル脱出ゲームというか、なんかあれだね。たぶん園内を歩き回って謎を解く系のやつじゃない?」
娘「やってみていい?」
ぼく「もちろん。時間はたっぷりあるし。どうしてもわからないときだけ手伝ってあげるね」
娘「やった~!」
娘「……」
ぼく「ん? 詰まった? 助けがいる?」
娘「ちょっといるかも。ここのふたつめの探し方がわからない」
ぼく「ほう。あ~、なるほどね。ほうほう。ああ~。……ああ?」
娘「……?」
ぼく「……」
娘「あっ、答えは言わなくてもいいよ。ヒントだけでもいい」
ぼく「ぜんぜんわからん」
娘「ええ~」
ぼく「あっ、わかった! これ、こうじゃない? こことここをこう結んで……」
娘「それはいちばんさいしょに思いついてやってみたけどちがったよ」
ぼく「あっ、そうなんだ……」
娘「いっしょに考えよう」
ぼく「はい……」
息子「好きなの食べていい?」
ぼく「いいよ! いろんなお店でちょっとずつ頼んでいろいろ持ち寄って食べるとかでもいいよ!」
息子「デザートもあり?」
ぼく「残さないならなにを何個頼んでもいいよ! 旅行中なんて金は無限にあるんだよ!」
息子「やった! じゃあここの店と、あとさっき通ったあそこの店と……」
ぼく「ワハハハ」
息子「ここのエリアにもなぞがあるっぽい。とりあえずここをひととおり歩こう」
ぼく「えっ、なんかこう、安楽椅子探偵的に、歩かずに謎を解けたりはしないの?」
息子「しない」
ぼく「ヒィ……もう今日だけで20,000歩くらい歩いてない? ヒィ……」
息子「パパは顔がつかれてきてるからそこのカフェで休んどくといいよ」
娘「なぞを探しに行ってくるね~」
ぼく「えっ、えっえっ」
置いていかれちゃった……
娘「馬のエサやりたいけんだって」
ぼく「よし、全員ぶん買おう! 旅行中はお金無限理論!」
娘「かわいい~!」
ぼく「ウフフフ! かわいいねえ! いっぱい食べようねぇ! いっぱい食べておっきくなろうねぇ!!」
息子「レジェンドクラス1ぴきつれた!」
娘「モンスタークラスつった!」
ぼく「なにも釣れなかった……なんかワカサギくらいの魚はいっぱい釣れた……」
娘「次はきっといいのがつれるよ、がんばりな」
ぼく「はい……」
ぼく「おみやげ好きなだけ買いな! おともだちに好きなだけ好きなものを配りな!」
息子「持って帰るのたいへんじゃない?」
ぼく「レジに宅配便サービスがあるのは確認した! つまり配送料さえ払えば買い放題だ!」
娘・息子「イエーイ!!」
たくさん遊んで夜になり、そろそろホテルに向かう時間に。
11:00~20:00くらいの約9時間滞在し、たっぷり楽しむことができた。
娘・息子「楽しかった~!」
ぼく「楽しかったね~!」
子どもたちは終始楽しそうだったし、ぼくもずっと楽しかった。
それに、要所要所では大人の威厳をきちんと見せつけることができて……
……あれ?
場所・アトラクション | 大人の威厳 |
グリーン車の購入 | 〇 |
VR-KINGで怖がらない | × |
巨大ガチャガチャの購入 | 〇 |
謎解きゲームを助ける | × |
食べ物・飲み物の購入 | 〇 |
疲れを見せずに歩く | × |
馬のエサの購入 | 〇 |
釣りゲームで勝つ | × |
おみやげの購入 | 〇 |
……
…………
もしかして……
お金を出す以外になにひとつ大人らしいことができていない……?
コメント
お金出せてて偉い
楽しんでるようですし、お金出してくれるだけでありがたいですよ
我が子が気兼ねなく遊べるよう、惜しみなくお金を使う
それだけで十分に、威厳ある大人の姿を見せられていますよ
長崎……明日あたりにペンギン水族館の記事上がりそうやな。
ペンギン狂いのゲムぼく。氏が長崎に行ってペンギン水族館行かないとは思えない。
むちむちが好きで偉い
いや、これはゲムぼくの中でだけ偉い項目だった
旅行先でしっかりお金出せるのは、大人の証拠だから……
遊園地にある謎解き系は園内散策にもなるし楽しい。
子供達は、お土産渡す友達がいるようで、このまま健やかに育ってほしい
おっ、ヌオーはレギュラーメンバーとして今回はメタモンもいるんですね!
こういう場所に連れて行けて子どもたちが好きなようにさせてあげている時点で立派な大人じゃないか
立派に胸を張っていい
そして今回も旅のお供のヌオーぬいぐるみかわいい
長崎でVRとか何だかS&Mシリーズの9と10を思い出すな
パパぼく記事だいすき
子どもたちもすくすく成長してて見てるだけで嬉しくなっちゃう
お金の力で旅行中に楽しそうなものを全部体験できるってとっても楽しいし素敵な思い出になるよ!
お金こそ大人の証
信じられるか?こんな素敵なパパの部屋がムチムチグッズにあふれてるんだぜ?
働いてお金を稼いでそれを子供の為に使うことができるのならほかがなにひとつ大人らしくなくてもナニがこどもちんちんでも恥じる必要ないです
子供に不自由を感じさせずにお金出せてる時点でしっかり威厳示せてるよ!
でもそれ以外はへなちょこお父さんだな!
あとゲムぼくさんを擁護する訳じゃないけどVR系は割とマジで臨場感凄いから
こうなってるゲムぼくさんを笑えない…
めちゃくちゃ良いお父さんですね。
お子さん達にとって素敵な思い出になったと思います!
パパぼく理想の父親やってて偉いね♥
明日は熊本だろうか大分だろうか
九州一周したのかな?
好きなだけ使えって言うのは簡単だけど、本当にこんなに惜しみなく使わせてくれる親はそういないぞ。胸を張れ。むちむちの心を忘れるな。
ハウステンボス修学旅行で行った事があるなぁ
花のエリアが綺麗なのよね
これはいいパパぼくさん
やりすぎは勿論良くありませんが、ここまで自由にお金を使わせてくれるのは、立派な大人だと思いますよ。
メタモン増えてる
絶叫アトラクションで豹変するの好き
ムチムチの好きの人長崎来られてたんですね!家族で楽しまれてたようで良かった(*´︶`*)
なんて無難なコメントしながら地元の癖に幼少の頃熱出したことしかハウステンボスの思い出が無いことに気づいてしまったのだ───
子供たちからすれば遊園地でお金とか気にしないで好きに買っていいよって言われるのめちゃくちゃ嬉しいしカッコよく見えてると思います(*´꒳`*)
ハウステンボスいい所なんだけどアクセス結構微妙なんよね
でも行くと楽しい
パパぼくの記事で心がむちむちになった
お子さんたちの楽しい思い出になれば、それが一番だと思いますよ
子供時代って、案外変な事ばかり覚えてたりするもんで、きっと将来お子さん達が懐かしんだ時に、VRジェットコースターにビビりキレちらかしてたり、謎解きが全く出来ないゲムぼく。さんが話に出てくるんだろうなあ……。
それはそれとして、それも素敵な記憶になるんだから威厳なんかなくてもいいんだよ!!一緒に遊んでくれたって事が1番大事なんだよ!!!!
大人らしさは足りないかもしれないけど中年のおっちゃんらしさは完璧だから安心して
むちむちキャラの謎解きなら一瞬でやれそう
パパぼく。記事はほっこりしていいですね。
旅行先でお金気にするなって言える大人憧れる。
旅行中はお金無限論いいですね
旅先でもついついケチっちゃうから今度は意識してお金使っていこうかな
ゲムぼく九州旅行編だったのか
これは、来そうだな、ペンギン水族館
財布の中身を気にしながらのカツカツ限界旅程もある種の面白さがあるんだけど、それは金欠だけどひたすら健康な学生とかが楽しむべきタイプの旅なんだよな
出費をことさら気にする親の姿なんて見ちゃうと子供も気を遣ってしまい目の前の出来事を楽しめないし、むちむちの太っ腹で正解ですよ
パパぼく。好き
お子さんにお金の心配はしなくて良いと言えるのはしっかり大人の威厳があると思うよ
うちの親は旅行先でも節約主義で小さい頃は悲しい思いをしたことが多かったから、パパぼく。さんのお子さんたちはかけがえのない体験を積めてると思う
自分も親になったら真似をしてみたい
相手がいないんだけども
お前らは…お前らはいつもそうだ…いつもいつも…福岡と長崎にだけ行って…佐賀のことは通過点…いや下手したら意識すらしてないんだ…(今回はラッピング列車の写真があったけど…)
立ち寄れよ!佐賀にも!!なにもないけど!!!最近ゾンビすらいないけど!!!!それでも羊羹とか丸ぼうろくらい買って帰ってくれよ!!!!!頼むからさぁ!!!!!!
佐賀駅の前はファミマばかりなので「ゲムぼく。さんの影響でむちむち県なのか?」と思ってしまいました、佐賀の方本当にすみません
お馬さんをムチムチにしようとしてる時だけしかアド取れてないの逆にさすがって感じですね……
パパぼく。回好き
あっでもむちむち回も好きだよ
ゲムぼく。初心者はパパぼく。記事にほっこりする。
ゲムぼく。上級者は明日以降の反動記事を楽しみにする。
なんというか、うまく言えないけれど、
世の中捨てたもんじゃないなって思える良い記事
ア!ハウステンボス!地元!
九十九島の牡蠣食う牡蠣祭りとかで小さいサイズながらもむちむちぷりぷりの牡蠣食べて!
置いてきぼりの時にこれ幸いとラストオリジンやってそう
必要な時に子供にお金を出せるのが大人よ
パパぼく。さん回めっちゃ好き。
お子さん達の成長がすごい。
こんなご時世だから、ほのぼの記事は助かる
十分だろ
地元にようこそすぎ!ペンギン水族館はいくだろうからバイオパークにも行ってほしい…ムチムチしたカピバラやマーラにさわれますよ…
イベント時に1番大変で1番幸せな『お金無限理論』を打ち出せてるゲムぼく。さんが立派な父親じゃなかったら世の中の7割くらいが立派じゃなくなりそう
おちんちんが虹のようなこととドスケベなことを除けばめちゃめちゃ理想のお父さんで尊敬します