関連記事:アリスギアがまともにクリスマスやってる!![アリス・ギア・アイギス]
誰だ!
「アリスギアがまともにクリスマスやってる!!」とか言った奴は!!
これを!
このモンスターを見ても同じことが言えるのか!!
いまのアリス・ギア・アイギスは、たしかに全体的にはちゃんとしたクリスマスっぽいことをやっている。
ただそれは、メインとなるイベントが『バトルガール ハイスクール』とのコラボであり、その内容は同作にかつてあったクリスマスイベントのリメイクなので、必然的にまともな内容になる、という背景があった。
やろうと思えばこのなかでふざけることもできたのだろうが、アリスギアのスタッフたちは常識のある変な人なので、コラボのときには決して先方やそのファンに迷惑をかけるようなことはしないのだ。怖いよ。常識のある変な人、いちばん怖いよ。
で、その変な人たちのあり余った情熱の矛先がどこに向かったかと言うと……
ここ!
ロビー画面の左下におまけ的に設置されているミニイベントのバナーをタップすると……
こう!
バナーの小ささに対して出てくる狂気がでかすぎる! 気軽なタップで恐怖のリターン! ホラー版の海老で鯛を釣る!
このモンスターは、成子坂製作所の前に飾られたクリスマスツリーである。原型がなさすぎて誰もわからないと思うが、クリスマスツリーである。
しかもこれ、本当に恐ろしいのは、ただスタッフが悪ふざけで「変なツリーを作って画面の背景に入れよう」としたのではなくて、このモンスターができあがるまでのストーリーと過程が緻密に描写されていることだ。
こんなふうに、20以上のエピソードにわたって、どうしてこのモンスターが生まれるに至ったのかが時系列に沿って描かれていく。
悪の魔王にもそうなるに至るまでに過酷な半生があったのだ、みたいなやつをクリスマスツリーに対してやっている。なんのゲームなんだこれは?
これがスタート時の状態。軽トラックに立派なモミの木が積まれている。
ここからどうしてああなってしまったのか、順番に追いかけていくと……
まず、御茶ノ水美里江(おちゃのみずみりえ)が「みんなとクリスマスツリーを作りたい」と言い出した。軽トラに積まれているモミの木を使うのではなく、ツリーそのものを新たに作りたい、という意図で。じゃあモミの木はどうするんだよ?
それに対し、リタ・ヘンシェルを含む整備部の面々が「おもしろそうだ」と賛同。実際に作るだけの機材と技術がそろっていたばかりに、あっという間に立派なクリスマスツリー型のオブジェが完成してしまう。鉄材などが用いられており、耐荷重は本物のクリスマスツリーよりよほど大きい。
これがすべての発端だった。悲しきモンスターはひとりの少女の純粋な想いと大人たちの情熱から生まれたのだ。この世はいつだってそうだ。深き影はまばゆい光から生まれるのだ。
吾妻楓(あがつまかえで)、小鳥遊玲(たかなしれい)、日向リン(ひむかいりん)の、旧・叢雲工業チームがやってきた。
まっさらなツリー型オブジェを見たリンは「ポテチを飾りたい!」と言い出したが、さすがにそれはおかしいと止められ、大きな靴下を飾ろう、ということになった。実際にツリーのグラフィックにも靴下が追加されている。
ここはまともだ。ポテチの流れを止めるところも含めてまともだ。どうしてこんなにまともなスタートで最後がああなったのかわからない。
兼志谷シタラ(かねしやしたら)、バージニア・グリンベレー、二子玉舞(にこたままい)、ファティマのトライステラチームと、比良坂夜露(ひらさかよつゆ)、琴村朱音(ことむらあかね)、琴村天音(ことむらあまね)、九炉鉄 悠都(くろがねゆうと)の芦原高校チームがやってきた。
前者は「トライステラ」の名にちなんで3つの星を飾ろうと言い、後者は朱音と天音が修道院や保育園ボランティアでの経験を活かしてリース作りなどを主導した。
すごくいい流れだ。この時点で完成と言ってもよさそうなほど綺麗なツリーができてきている。
紺堂地衛理(こんどうちえり)、仁紀藤奏(にきとうかなで)、州天頃椎奈(すてごろしいな)、アデライーデ・ブルートハウゼンの聖アマルテア生徒会チームも参戦。
リーダーである地衛理は育った環境の特殊さもありときどき常識外れの発想をするのだが、ここは「ジンジャーブレッドマン」という、ヨーロッパを中心に親しまれており実際にクリスマスオーナメントにも用いられる人型のクッキーを提案。無事に焼き上がり、ツリーの真ん中あたりに飾られた。
籠目深沙希(かごめみさき)、新谷芹菜(にいやせりな)、蛙坂来弥(かえるざからいや)のチームバエルの3人が到着。
籠目深沙希の発案で、倉庫に眠っている美術品を使おうということになり、トナカイのはく製のようなオーナメントを飾ることになった。
ツリーからトナカイが飛び出している図はちょっと奇抜ではあるが、わからなくはない。かわいいし、クリスマス感もちゃんとある。最終的にこのツリーは股間からトナカイが生えている鳥みたいなモンスターになってしまうわけだが、あれはどちらかと言えば鳥の頭を設置した人が犯人だ。このトナカイの時点では誰も悪くない。
お前らか! 犯人はお前らか!!
文島明日翔(ふみしまあすか)、依代えり(よりしろえり)、鳳加純(おおとりかすみ)、そして明日翔のペットである文鳥のピッピちゃん。鳥好きが集まる「鳥の会」の面々だ。
この中で最年長であり東京最強アクトレスとしても名高い鳳加純が「わたしに鳥の会ならではのアイディアがあります」と言い出し、巨大な文鳥ヘッドがツリー頂上に飾られた。主犯はお前か。
宇佐元杏奈(うさもとあんな)、神宮寺真理(じんぐうじまり)のメリーバニーチームがやってきた。
真理が「杏奈をそのまんま撮って飾ろう」と言い出すが、杏奈がそれを逆手に取り「じゃあふたりで撮ろう」と返し、ツリー横に杏奈と真理の顔はめパネルを設置していた。
真理の発案を利用して真理を巻き込み、しかも顔はめパネルには真理の顔を残すあたりに、年上の真理に振り回されているようでじつは一枚上手なところも多い杏奈、という関係性がよく見える。なんだかんだ負けて応じてしまう真理も含めて、いいコンビだ。
パネルはツリーからやや離れた位置に設置された。モンスターになり始めたツリーが怖かったのかもしれない。
とはいえ、まだマッチョな両腕がついていないのでマシなほうだ。最終的にあの位置にあの腕を取りつけた人が悪い。
お前らか! 犯人はお前らか!!
金潟すぐみ(かながたすぐみ)、新居目安里(あらいめやすり)の凄腕モデラーチームの発想力とフルスクラッチ技術により、ついにモンスターにマッシブな両腕が生えてしまった。
この世はいつもそうだ。悲劇の道具は悪意からではなく、飽くなき探求心と過ぎた技術によって生まれるのだ。アリスギアはわれわれ人類に警鐘を鳴らそうとしているのかもしれない。こんな警鐘があってたまるか。
日が沈み、パーティー直前となったころ、御蔵座梓希(みくらざあずき)、東雲チヱ(しののめちえ)、二階堂司(にかいどうつかさ)、山野薫子(やまのかおるこ)らが到着。
ツリーが暗いということに気がつき、さまざまな照明を組み合わせてツリーや製作所のそこかしこに飾り付け、立派なクリスマスイルミネーションを作り上げた。
これはすごい。すごいのだが、元のツリーがもうモンスターなので悪魔召喚の儀みたいになっている。
あっ、大関小結(おおぜきこゆい)だ! 好き好き大好き大関小結!
料理上手な大関小結、サンティ・ラナ、王紅花(ワンホンファ)と、業務用ジェットヒーターを借りてきたニーナ・カリーニナらが登場。
このあたりでクリスマスツリーという名の悲しきモンスターは完成となり、食事や暖房など、パーティーの最終準備の段階に入っていく。
その後は、エンパイア中野チームが売りさばけなかった大量のクリスマスケーキが運ばれてきたり、
ノエル・フランシスカをはじめ、実装が比較的新しいアクトレスたちもどんどんパーティー会場に到着したりする。
最終的に、プレイアブルキャラクターであるアクトレスたちが大集合して盛大なクリスマスパーティーが開幕!
ほぼ全員に出番があり、どのアクトレスが好きな人でも満足できる内容になっている。次々に画面内のキャラが入れ替わっていろんなかけ合いを繰り広げてくれる。
ただ……あれなんだよな……
キャラはどんどん入れ替わるんだけど、唯一、ずっと映り続けている存在が背景にいるんだよな……
……
この絵面から急に夜空のおしゃれフォントでキレイにイベント終わらせようとするの、無理がありすぎでは?
コメント
奇抜過ぎてなんか愛嬌を感じてきたしプラモ化されたら買っちゃうかもしれない…
鳥の頭とか実質ゲムぼく。さんのモニュメント化じゃんって思ったけど、ちょっと立派すぎるな
おっそろしいことに、今年追加組のラブっちと絵伝ちゃんがようやくあのクリスマスツリーと呼称されるナニカにツッコミ入れたっていうね…
その後想像の中で名状しがたいクリーチャー2体が生まれたのは…うん…
こうやって一連の流れを見ると鳳さんが9割悪いな
これトナカイとか文鳥の頭とか、単体ではそうでもないんだけどな…
なぜか両腕がコロンビアのポーズになったりしてるところとか細かい積み重ねで変なものが出来上がるのが面白いよね
流石アリスギアは違いますね
世の中に必要なのはこういうのなんだよと思わせてくれる
>アリスギアのスタッフたちは常識のある変な人なので、コラボのときには決して先方やそのファンに迷惑をかけるようなことはしないのだ。怖いよ。常識のある変な人、いちばん怖いよ。
ゲムぼくと同類じゃん
記事読んでて、古畑任三郎シリーズの「結果(犯人)が先に提示されて、それを知った上で推理を見る」感覚に陥った
なんだこのゲーム?
文鳥のモニュメントはかわいいだろ モンスターって言ったの撤回してください!!!!!
文鳥まではまだ大丈夫だったけど腕が戦犯な気がする
むちむちどこ?
縦読み?
実はアニメ2話で台車で運ばれていたのがクリスマスツリーのパーツという
これもうゲムぼく。のブログみたいなもんだろ
私達は鳥の愛好家です→わかりますよ
クリスマスツリーは木なので巣に入った鳥を模した飾りつけをしようと思います→なるほどね
テッペンにデカい鳥の巣から鳥の頭が生えたような飾りをドンと置きました→なんでだよ?!
なんか鳥の頭とトナカイの頭の付いた新手の戦闘獣みたいな怪物に見えてきたので、わざわざ特大サイズの両腕を自作して取り付けました→技術力のある人が全力で悪ふざけした結果がこれだよ?!
……過程が丁寧に描かれているしおかしくなった要因二組を除けばクリスマス飾りとしては至ってまともだし、おかしくなった要因後者コンビが今までの積もり積もった結果まだまともなクリスマスツリーの範疇だったのを全力の悪ノリでトドメ刺してただの奇怪なオブジェに変え果ててしまったと過程が丁寧に描かれているからこそ変貌ぶりが際立つ構成がきちんと「真面目に作ったし確かに面白いんだけどシュールなジョーク」として成り立ってるのが凄いけどワケわかりませんね……。
もみの木どうなったの…?
邪教の館(屋外)か……
個々の出来事はまだ理解できますが、それらが結びついた最後に何故このような物体Xが誕生したのかさっぱりわからないです。
トナカイ「コロシテ…コロシテ…」
困ったことに、歴代隊長としてはこのクリスマスツリーを眺めないとなんか年末って気がしない、まであるのが…
こんなことを毎年やってるのかこの成子坂は!?!?そうなんだよ!!!毎年なんだよ!!!
アリスギアが変なクスリやってる!!
に見えた
常識のある変な人が怖い……?
鏡見ます?
>>この世はいつだってそうだ。深き影はまばゆい光から生まれるのだ。
それは陽キャがいるから陰キャが生まれるみたいな話?
つまり陽キャは陰キャのママじゃん!バブー!
最初はわざわざ運ばれてきたのに使われなかったモミの木が可哀想って思ってたけど、終わってみればこんな化け物に生まれ変わらずに済んで良かったねって……
だって、鳳さんがやれって言うから
ブリキ大王と戦ってそう
全部を知ってしまったっすね…
そうっす、初めはみりえちゃんの純粋な想いから始まったんすけどなんやかんやいろいろありすぎてヤベーのになるっていうほんとアリスギアらしいクリスマスっすよね(苦笑)
いうてライトアップしたあずきちゃんたちも戦犯なのでは…?
ライトアップされて余計に化け物だよ!
トナカイは擁護されがちだけどあのオーバーサイズが他のにまで影響した戦犯だと思っている
東京シャード最強アクトレスには誰も逆らえないのだ……
ちゃうねん!
ストミやとめっちゃ優秀でめっちゃええ人やねん!!
イベント時空が全部悪いんや!!!
腕のポーズのせいでトナカイを見せびらかしている感が出てる
変態ツリー作ってた人に言われたくないでう
むしろちょっと前まで普通だったのが変だったんだよなアリスギア
まあこんなクリスマスの余韻も吹き飛ぶレベルのハチャメチャがこれから押し寄せてくるんですけれどもね…
アリス・ギア・アイギスは1月22日にアニバーサリーを迎える関係でここ一ヶ月余りはマジで怒涛の展開の連続だから突っ込みすぎて倒れないでね
なんか毎年このツリーの幻覚を見てる隊長もいるみたいですけど、実際は2年に1度のペースで出現してるっす
え、じゃあ去年は何をしてたかって?クリスマスらしく普通に聖夜の瓦割りしてたっすよ?
基本ボケのゲムぼく。がツッコミにまわざるを得ないアリス・ギア・アイギス…強すぎる…
> 誰だ!
> 「アリスギアがまともにクリスマスやってる!!」とか言った奴は!!
お前じゃい!
これジェットヒーターの熱波ケーキに直撃してない?多分クリーム溶けてひどいことになると思うんだけど……
これもおかしいんだけど、もうすぐ年末恒例のは「あれ」が来るんだよね…
いやぁ普段からムチムチに狂ったブログを読み込んでなかったらこの狂気に耐えられなかったぜ
ゲムぼく。さん「アリスギアがまともにクリスマスやってる!!」
我々「ゲムぼく。さんがまともなこと言ってる!!」
アニメでも解体されたツリーが出てきたし、相当気に入ってるんだと思う。
クリスマスはピラミッドが本気でふざけても誰も怒らないし、年末年始も誰も怒らない。
まぁ、ピラミッドだから…で済んじゃうんだよ。
これがアリスギアの”普通”だからね?!
前の記事で「アリスギアがまともなクリスマスをやってる」と書いてあった時
このクリスマスツリーに気づいていないのか、或いはこのクリスマスツリーを普通に受け入れてしまうくらいに順応してしまったのか悩みました。
気付いていないだけだったようで安心しました
遅ればせながら謹賀新年あけおめことよろ。
話せば長くなりますが、皆さんのコメントにあるとおり
アニメで大切に何時間もかけて高幡不動に持って行った遺産の1つがこのツリーの一部だったわけで
(他にも乳絞りイベの着ぐるみ「ビフ美ちゃん」なども含まれていた)。
これをアニメから入った新人隊長に「あれはクリスマスツリーだよ」と言っても一切信じてもらえなかったのも今は昔の思い出です。
また瓦割りイベントは「聖夜と武術の掛け声『セイヤ!』を掛けたダジャレと言いつつ
実際は仕事の合間に作ったオトコの娘3Dモデル(州天頃舜)を是が非でもお披露目する」という意味合いが強いという説が
一部の隊長に有力視されていますが、その仮説自体を知る人が皆無というのが実状です。
こうしてソシャゲーの情報サイトなどではクリスマスムード一色のバナーの群れの中に
ひとりだけ瓦を割っていたというのが去年までのアリスギアでした。
そしてこれからもバトガイベがお盆の里帰りシーズンに戻るような事になると
真夏にロストクリスマスイベも復刻される事になるのは想像に難くありません。
ちなみにアリスギアの恒例水着シーズンは水着DLCが大量に出てくる2月です。
それだけでもトチ狂ってるように見えますがテ○ジンなどのファッション企業が新作水着ショーを行う時期などを考察に含めると
これまた背筋がうすら寒くなるのも恒例だったりします。