2020/12/15(火)、セガ×ディライトワークスのソーシャルゲーム『サクラ革命
~華咲く乙女たち~』がサービス開始!
待ちに待っていたわけでは正直ないが、たまたま開始当日に時間を作れたので、さっそくプレイしてみた。
ぼくはサクラ大戦シリーズのファンである。特に、いわゆる旧シリーズにあたる1~5のファンであり、3(巴里は燃えているか)がいちばん好きだ。好きすぎて人生初の海外旅行をフランスにした。ゆうに200時間以上プレイし、全エンディングどころか全選択肢をチェックし、光武ナックルなどのミニゲームも極め、ファミ通のファイナルガイドも穴が開くほど読んだ。ファイナルガイドはまた読みたすぎて最近メルカリで買い直したくらいだ。サクラ大戦はぼくの青春そのものだった。
そんなぼくがサクラ革命に期待すること、期待しないことは、おおよそ下記の通りである。
【期待すること】
1. 「サクラ大戦っぽい!」と感じられるストーリー・演出・BGM。
2. 旧シリーズのファンが喜ぶような定番ネタ・小ネタ。
【期待しないこと】
1.旧シリーズのキャラクターの登場。
2.ゲームシステム全般。
開発元がディライトワークスということもあり、「まあ、サクラのガワを被ったFGOみたいなもんでしょ?」ということはだいたい予想がつく(余談だが、公式サイトのつくりもFGOそっくりだ)。ぼくはそのへんは割り切っている。
また、旧シリーズは旧シリーズでちゃんと完結していてむしろヘンに掘り起こされたくないと思っているほうなので、さくらやエリカやジェミニに登場してほしいともあまり思わない。
ぼくが期待するのは、ゲームシステムや旧キャラ以外での「サクラ大戦っぽさ」だ。
歌劇と華撃が巧みに交差する物語とか、わざと正統派から外した個性的な女の子たちとか、歌いたくなるオープニングとか、かっこいい次回予告とか、ちょっと恥ずかしくなる必殺技とか、信頼度の上がる「テッテロテロリン」の音とか……
とにかくこう、細かいことでもいいから「ああ、サクラっぽい~!サクラやってる感ある~!」と言いたいのだ。ところどころで昔の『サクラ』にひたりながら、いまの『サクラ』も楽しんでいきたいのだ。
さて、2時間くらい遊んでみた感想としては「ほぼ期待通り!」だった。期待5割、不安5割くらいで始めたが、いまは期待8割くらいになったと言ってよい。
ストーリーを追いかけられれば満足なのでガチャなどにお金を使うつもりはあまりないが、しばらくプレイを続けていこう、と思っているのがいまの状態だ。
今回は、ぼくと同じような旧シリーズの『サクラ』ファンのために、ぼくがサクラ革命をプレイしてみて刺さった要素と刺さらなかった要素を紹介していく。
【サクラ革命 旧シリーズファンにここが刺さる!】
1.かなりストーリー重視のゲーム
ソシャゲにしては驚くほどストーリーに気合いが入っている。気合いが入りすぎて、全プレイヤーの最初の感想が「えっ、これプロローグまだ続くの?いつ終わるの……?」になりそうなほど。プロローグ(チュートリアル)が終わって自由に操作できるようになるまで45分くらいかかる。
サクラ革命の舞台は、太正100年の日本。ちゃんと『サクラ大戦』からのナンバリングタイトルの流れを汲んでいる。年月は進んだが、見慣れた感じの「あの帝都」が出てくるので、しょっぱなから「サクラっぽい~!」と思わせてくれる。
真の配属を聞かされていない主人公とか、「歌劇」と「華撃」を自然とミックスさせてくる感じとかも、おなじみの感じがあってとてもよい。
意外だったが感心したのは、「華撃団は歴史上の度重なる活躍により、もはや人々の間で秘密の存在ではなくなった」という設定。なるほど、たしかに。さくらやエリカやジェミニや天宮さくらたちがあれだけ帝都の危機を救ってきたわけだから、そりゃそうなるよな、と納得した。
2.ファンが喜ぶ定番ネタ・小ネタが満載!
燃えるオープニングテーマがある!田中公平~!
ちゃんと次回予告がある!(止め絵だけど)
いかにも旧作と関係ありげな見た目のキャラクターも登場する!(CVは横山智佐ではなく田中理恵)
「勝利のポーズ、決めっ!」もある!
必殺技の演出もいい感じ!かっこいいやつから恥ずかしいやつまでちゃんとある!必殺技は恥ずかしくてこそサクラだ!
ウワアアアア!
光武も出たァァァァァァァァァ!!
今作の戦闘は「霊子ドレス」というものによって行われるから霊子甲冑では戦わないのは知っていたが、まさかストーリー上で登場するとは!!
これは旧シリーズのどの霊子甲冑とも完全一致しないので新規デザインだと思われるが、シルエットから見ると、初代の光武か4の光武二式の発展機だろうか。本体のピンクカラーからするとベースはさくら機、腰部の赤いスカートアーマーからすると光武二式だな。顔部分の追加装甲やカメラアイのツギハギ感からすると、以前の大戦で破損したさくら機を回収・改修してずっと使っている、みたいな可能性もあり得るな。うーん、妄想がはかどる。あっヤバい、気持ち悪いオタク全開でめっちゃ早口でしゃべってしまった。
あとは、細かいところで言えばLIPS(時間制限つき選択肢)や信頼度上昇SEもバッチリ健在。あ、あと、メインヒロインの咲良しのは第一印象では正直「えっ、なんかクセが強い……微妙かも……」と思ったのだが、あるシーンでの叫びを聞いたときに「うわ!めっちゃ横山智佐っぽい!日高のり子っぽさもある!サクラヒロインの系譜~!」となった。いまでは大好き。
オープニングのアニメーションが微妙なところや次回予告の止め絵、あとは会話劇で口パクがないところなんかはソシャゲならではの予算都合が透けて見えたが、個人的には充分に期待通り。だいいち、そのへんをセガがいちばん予算感覚ぶっ壊れて狂っていたころ(3のオープニングアニメに3億円使っていたころ)と比較してはいけない。
3. BGMがめちゃめちゃサクラ大戦!
全BGMを田中公平氏が手掛けているのかどうかまでは確認していないが、全BGM、サクラ感満載です!すばらしい!
個人的にはホーム画面のBGMがかなり気に入っている。帝都と巴里と紐育の雰囲気をぜんぶ取り入れたような素敵なBGM。
【サクラ革命 旧シリーズファンにとって、ここはそんなに……】
1.ゲームシステム全般
まあ、これは予想通り。
サクラのガワを被ったFGOなので、ゲームシステムにまで『サクラ』を求めてはいけない。
ただ、これは「サクラっぽくはないよ」という話であって、「おもしろくないよ」という話ではない。ぼくはストーリーや演出、BGMでだいぶテンションが上がっているおかげだと思うが、なんだかんだ楽しめている。
2.謎の都道府県推し
ガチャで登場する全キャラに出身都道府県が設定されているらしく、必ず名乗ってくれる。
いや、いいんだけど、そんなにいる?その要素。プロフィール欄にちょっと書いてあるくらいでいいような……なんかこう、あわよくば各都道府県とコラボしたいっていう運営の欲が透けて見えるような……
おおむね以上である。
総じて、「完璧とはとても言えないが、なんやかんや楽しい部分やワクワクできる部分はある」という感じ。少なくとも、ぼくの個人的な期待はほぼすべて果たされたと言ってよい。「俺は旧シリーズが好きなだけで、最近のはあまり……」という人にも、とりあえず軽く触ってみることをオススメしたい。
あとは、個人的な期待でまだ確認できていないのは、浴場での「体が勝手に……」だけだな。
コメント
まだチュートリアル終わってないけど思った事だいたい書いてあった
このクオリティで口パクしないのは違和感あるけどまあ慣れた
OP曲は最初微妙だったけど3回くらい聞き直したらはまってきた
OPってもう配信されてるのか
そういえばサクラ好きって時々書かれてましたね
3のソフトまだ持ってるの偉い
あの頃アイリスと同年代だったはずなのにもうすぐ米田中将の年齢になってしまう…
事前登録だけして完全に忘れてた
光武の考察がガチすぎて気持ち悪いです
そういえば新サクラ大戦についての記事ってありましたっけ?
さくらっぽい見た目からの声ババアでびっくりした
しの微妙だなって思ったけどしの以外はもっと微妙だった
FGOベースではあるけど後発な分改良されてる点も多くて遊びやすい気がする。
3一番好きなの分かる
あそこまで世代交代に成功した作品ないよな
そういや漫画雑誌でサクラ連載されてたな
それとの繋がりはなんかあったりするんだろうか(サクラ未知勢)
作戦が風林火山じゃなかったけど「かばう」があったので許した
懐古おじさんとしては「太正桜に浪漫の嵐!」が聴きたかったなって