水族「館」だが「屋外」がむしろ本体!規格外すぎて自由すぎる北海道・おたる水族館!

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 札幌旅行、3日目。
 JR札幌駅から「特別快速エアポート」に乗る。新千歳空港~札幌~小樽をつなぐ電車だ。
 空港から札幌駅に来るときも乗ったが、今回はさらにその奥に行くために乗る。
 

 8月の平日、朝9時台。
 電車は意外と混んでいて、立っている乗客が多い。肩がぶつかるほどではないが。
 ほぼみんな小樽に行くようだ。人気のある観光地なんだな。
 

 乗車時間35分ほどで到着。ここが、小樽駅!
 昔っぽい風情を残しながらも、ちゃんと現代的に使いやすい観光駅、という感じだ。観光案内所やショップが充実していて、バスやタクシーも多い。
 知っている範囲で言えば、鎌倉駅(神奈川県)に雰囲気が近い気がする。
 

 ここから、北海道中央バスのバスに乗る。
 これは、後ろから乗って、整理券を取るか交通系ICカードをタッチして乗車バス停を記録し、前から降りるときに距離に応じた料金を支払う方式。「後ろ乗り・前降り・整理券・あと払い」ルールである。交通系ICカードなら料金自動計算で乗るときも降りるときもタッチするだけなので、現金よりはそちらがおすすめ。
 毎回思うが、バスは地域や会社ごとにルールが違いすぎて乗るのが怖い。毎回ドキドキする。なので、ぼくと同じくバスを恐れている人のために、上記の通りめちゃめちゃ詳しく書いておいた。
 

 バスは片道240円。安い。タクシーだと2,000~3,000円はかかりそうな距離だった。
 左手に遊園地がある。ここからは見えないが、山を登るとパノラマ展望台もあるらしい。行くところはいろいろありそうだ。
 とはいえ、まずはメインの目的地である…… 
 

 おたる水族館へGO!
 海と縁が深い北海道には水族館がたくさんあるが、なかでもここは道内最大の水族館らしい!
 平日午前中なのに、人はかなり多い。大人気水族館だ。
 

 料金やっす!
 一般的な大型水族館はだいたい大人2,500~3,000円くらいだが、ここは1,800円。大人1人+小人2人でも3,200円で済む。
 学校団体割引も充実しているようだ。きっと、地元の遠足や社会見学でもよく使われるんだろうな。

 なお、この料金表の雰囲気を見るとなんとなくわかると思うが、おたる水族館はだいぶ年季が入っている。1958年の開業なので、もうすぐ70周年だ。
 

 人気のある水族館だけあって、展示はなかなかおもしろく、日本でここでしか飼育されていないネズミイルカがいたり、
 

 海産物が豊かな北海道らしく、「食べられる魚・貝」にフォーカスした展示が多かったりする。

 ……ただ、これだけだと正直、「そこまで人気になるほどか?」という気がする。
 施設としては新しくないし、アクセスがすごくいいわけでもないし、館内もそんなに広くは……
 あれ? そういえばここ、道内最大の水族館なんじゃなかったっけ? 別に大きくないが?
 

 ……と思ったら、とんでもない規格外の答えが待っていた。
 館内から外に出る扉が開いていて、「あ、やば。間違えて外に出ちゃった。再入館できるかな?」と心配したのだが……
 

 ……えっ!?
 ま、まさか……!
 

 あそこも水族館!?
 いや、もはや「館」じゃないけど、あの一帯もおたる水族館の敷地だ!
 


出典:https://otaru-aq.jp/maps

 そう、おたる水族館には「海獣公園」という屋外エリアがあり、そこがなんと本館+イルカスタジアムより大きいのだ!
 

 ご覧ください! これがおたる水族館の景色です! 規格外すぎるだろうが!
 なんと季節によっては野生のアザラシが遊びに来ます! それはもう水族館じゃなくてただの大自然だろうが! おたる水族館じゃなくておたる大自然を名乗れ!
 

 ちなみに、ぼくを含めて土地勘がなくて場所がよくわかっていない人も多いと思うが、おたる水族館はだいたいこのへんであり、
 

 そもそも小樽とはこのへんである。
 おたる水族館からは、石狩湾を経て北海道石狩市がよく見える。晴れていてよかった。
 

 この海獣公園エリアは、名前の通り海獣が多くいる。
 時間によってイベント・ショーもあり、食堂や休憩所も充実しているので、ここだけで長い時間を過ごせる。
 

 おっ、セイウチ館! セイウチいるんだ!
 海獣のなかでもトップクラスの巨体を誇り、体重は1トンを軽く超えるという、あのセイウチ! たしかにこの敷地の広さならのびのび過ごせるだろうから、飼育環境はよさそう!
 

 えっ、2頭も!?
 

 牙が長い! 長すぎて日常生活が大変そう!
 セイウチはかなり賢い動物なのだが、それもあってか、明らかにこちらを認識していて「おっ、人間が来たな」という感じで様子を見に来てくれる。
 とてもかわいい。1トンの巨体が向こうから近づいてきてくれる。興奮する。
 

 そして、海獣といえばやっぱりペンギン
 ここには、寒さに強いジェンツーペンギンと、
 

 暑さに強いフンボルトペンギンがいるぞ! どちらも超かわいい!

 ジェンツーとフンボルトとは、珍しい飼育の組み合わせだ。
 おそらく、真夏はジェンツーは外に出られないし、逆に真冬はフンボルトが外に出られないので、屋外でのペンギンの展示・イベントを通年でやるためにバランスを取っているのだろう。
 

 いまは真夏なので、フンボルトたちが主役。屋外でのびのび過ごしている。
 冬だと「ジェンツーペンギンの雪中さんぽ」というイベントがあるなど、ジェンツーが主役になるようだ。
 冬にまた来なければ……!
 

 かわいい……
 かわいいが……
 

 位置取りと影の向きが絶妙すぎてコラージュにしか見えないペンギンが撮れてしまった。
 

 おっと、ペンギンショーが始まるぞ! これは見なければ!
 おたる水族館のペンギンショーは「日本一やる気がないペンギンショー」として有名らしいが……?
 

 まずは、岩の飛び込み台からプールへのジャンプを披露してくれるらしい。
 ペンギンの飛び込みはかっこいいので、それは確かに見たい!
 

 台にヒョイッと上り、エサを食べ、満足したら……
 

 降りる! さようなら!
 飼育員さんによくなついているしエサもよく食べるが、それはそれとして飛ぶ気はない! 自由でかわいいね!
 

 数分後。
 最後は、奥にある木でできた階段をピョンピョン上ってくれるらしい。意外と俊敏でジャンプ力もあるペンギンの力の見せどころだ!
 飼育員さんがエサをチラつかせ、ペンギンを階段に誘うと、あっという間に……

 ……
 

 ……
 

「え~、ではペンギンさんが来ないので、本日の『ペンギンのじかん』はおしまいということで」

 終わりかよ! 日本一どころか世界一やる気がない! 自由すぎてかわいいね!
 ショーは10~15分程度あり、ずっとこの感じ。ペンギンたちは飼育員さんの動きや声に見向きもしていないわけではなく、むしろある程度理解していそうなのだが、「それはそれとして動きたくない」という意思が強すぎてなにもしない。無理解よりタチが悪い。あまりにもかわいい。
 

 そしてなんと、海獣公園には重要なやるべきことがまだある。
 それが、アザラシ&トドへのエサやりだ!
 

 バケツにたっぷり入った魚を、トングでヒョイッと投げて、食べさせてあげよう!
 

 まずは、アザラシ
 バケツを持っていると、見つけて近づいてきてくれるので……
 

 ヒョイッ!
 うまく口元に投げてあげればダイレクトキャッチしてくれるが、少しズレると、アザラシはそこまで俊敏ではないので……
 

 バシャバシャバシャバシャ!
 すさまじい水音を立てながらバタバタ追いかけて取り合いになってしまう!
 かわいい! かわいいけど大変そう! 順番にあげるから落ち着いて!
 

 さらに、アザラシはショーでもよく見るように、人間とある程度コミュニケーションが取れるので……
 

 めちゃめちゃ手を振ってくる!
 「そう見える」のではなく、本当に手を振ってくる! 「こっち、こっち。こっちにも1個ちょうだい」ってやってくる!
 なんてふてぶてしい! 夏休み明けの職場でおみやげを配り歩いてたら目が合ったときの上司か!
 

 そして食べたあとの、この「おお、けっこうええやん」の顔!
 なんだお前は! おみやげをその場ですぐ食べた上司か! もう1個いかがですか!?
 

 次は、トド
 トドはアザラシよりもずっと巨体で、動きも遅そうなイメージがあるが、魚の切り身にちゃんと興味を持ってくれるのだろうか……?
 

 き、来た! バケツを視認するやいなや、じわじわと!
 ジョーズの近づき方じゃん! 食われるのが魚だけじゃ済まなさそう!
 

 あら~! かわいい!
 間近で見ると想像以上の巨体だが、静かに顔を出して、口を開けてじっと待ってくれる。
 ほぼ真下だし、口が大きいので、魚を口に直接落としてあげるのはカンタン。トングでヒョイッと落とすと……
 

 バゴン! 勢いよく口を閉じてキャッチし、そのまま飲みこんだ!
 トドが口を閉じた瞬間、本当に「バゴン」という音がして驚いた。空間ごと食べた音がした。

 アザラシ&トドのエサやりは、個人的にはおたる水族館のメインイベントと言っていいほど楽しかった。
 子どもたちのぶんも含めて、なんと大型バケツ3個、すなわち3,000円もエサやりしてしまった。
 

 さすが北海道最大の水族館なだけはある。すごいぜ、おたる水族館!
 この日はもともと、小樽に丸一日いるつもりはなく、途中で札幌に戻る予定だったのだが、海獣公園があまりにも楽しかったり、
 

 水族館内の食堂の居心地がよくて思いのほか長く休憩してしまったり、
 

 水族館を出て坂を登った先のパノラマ展望台が絶景だったり、
 

 「バスが来るまでちょっとだけ」のつもりで寄った遊園地が思いのほか楽しく、バスを1本遅らせるくらい遊び続けてしまったり、
 

 ようやく戻ってきた小樽駅前で、小樽の有名な洋菓子店「ルタオ」のお店を見つけてそこで限定メニューを食べたりしていたら、あっという間に夕方になってしまった。
 

 小樽……なんて恐ろしい街なんだ……!
 これでもまだぜんぜん見ていないところがかなりあるし、ジェンツーペンギンの散歩も見たいので、次は冬にまた来るぜ!
 

コメント

  1. 名無しのゲーマー より:

    楽しそう~!

  2. 名無しのゲーマー より:

    やばい
    餌やりしたすぎる

  3. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼくさんの水族館記事好き

  4. 名無しのゲーマー より:

    エサやり良すぎる いいな〜!

  5. 名無しのゲーマー より:

    >毎回思うが、バスは地域や会社ごとにルールが違いすぎて乗るのが怖い。毎回ドキドキする。なので、ぼくと同じくバスを恐れている人のために、上記の通りめちゃめちゃ詳しく書いておいた。
    なんという心遣い。
    これがゲムぼくの人気の理由だ

  6. 名無しのゲーマー より:

    > 夏休み明けの職場でおみやげを配り歩いてたら目が合ったときの上司か!

    うちの上司はこんなにかわいくない

  7. 名無しのゲーマー より:

    中におっさんが入ってそうなアザラシすき

  8. 名無しのゲーマー より:

    「最終兵器彼女」に出てきたおたる水族館だ!
    登場人物が金欠で、外からイルカショーを眺めるシーンが描かれていましたが
    まさしくブログ写真の通りのアングルでした

  9. 名無しのゲーマー より:

    トドの餌やり迫力すごい

  10. 名無しのゲーマー より:

    >「後ろ乗り・前降り・整理券・あと払い」ルール

    これが絶対のルールだと思い込んでたけど地域差があるんだ…

  11. 名無しのゲーマー より:

    このペンギンショーは飼育員さんのトークで成り立ってる。トークは面白いしペンギンさんはフリーダムでかわいいので超オススメ!

  12. 名無しのゲーマー より:

    子どもの頃、親父に連れられて何度か行った覚えがあるなー
    イルカショーが楽しかったっけ

  13. 名無しのゲーマー より:

    冬の来場もお待ちしています。

    ついでに旭山動物園(旭川)でペンギンの散歩を見ないと!
    ※おたる水族館~旭山動物園間は190kmぐらいあります

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