2025年3月、東京都新宿区。
朝から子どもふたりを連れ、東京ミステリーサーカスという場所で『リアル脱出ゲーム』を楽しんだあとのこと。
ぼく「よーし、帰るか。それか、どこか行きたいところある?」
娘「秋葉原って、ここから近い?」
ぼく「秋葉原? どうなんだろ。まあそんなに遠くはなさそう。電車で20〜30分とか?」
聞けば、このとき秋葉原では期間限定で、漫画『僕のヒーローアカデミア』のポップアップストアが開催中。同じ学校の友達が行ったので自分も行きたいらしい。
息子もヒロアカは好きで、同じく「行ってみたい」とのことだったので……
ぼく「意外と近かったな。電車で11分か」
息子「けっこう人多い」
ぼく「まあさすがに大都会だからね〜」
秋葉原にやってきた!
当面の目的はヒロアカポップアップストアだが、せっかく来たからにはぼくも行きたいところがあって……
出典:https://x.com/TAITO/status/1895379682683686988
『アリス・ギア・アイギス』のタイトーステーションコラボに行きたい!
出典:https://www.taito.co.jp/event/001523
現在、全国13ヶ所のタイトーステーションにて、隣接のクレープ屋で600円以上の買い物をするとアリスギアのシールが1枚もらえるコラボキャンペーンが実施中。秋葉原にある『ピコクレープ秋葉原店』も対象店舗。
そんなに大きな特典ではないので、これだけのために行くかと言われれば微妙だが、せっかく秋葉原に行くチャンスがあるならぜひとも行きたい! 1,200円かかっちゃうけど2枚はほしい!
しかし、いまはひとりで自由に動ける状態ではない。まずは子どもたちが楽しむことが優先である。
ヒロアカポップアップストアに行き、ひとしきり見学し、まあせっかくなら記念にグッズをひとつずつくらい買うか、となり、娘と息子で合わせて約3,000円の限定グッズを購入。
決して安い金額ではないが、まあ、いいだろう。めったにない機会だし、なにより、このあとクレープ屋に付き合ってもらわないといけないので、先に好きなことをやらせてあげよう。
よし……
ぼく「君たち、クレープを食べたくないかね」
娘「えっ、食べたい!」
ぼく「それはよかった。この先においしいクレープ屋が」
息子「まだそんなおなかすいてない」
ぼく「えっ!? クレープなのに!? おいしいのに!?」
息子「さっきお昼食べたばっかりだし」
ぼく「おいしすぎて一生ここに住み込みでこれしか食べられなくなったって人もいるとかいないとかってくらいおいしいのに!?」
息子「それは逆にこわいでしょ」
ぼく「ごめんなさい」
息子に論破されたが、娘が「まあとりあえず行ってみようよ」とフォローしてくれたので……
ピコクレープ秋葉原店にやってきた!
おっ、けっこう安い!
この手のクレープって800〜900円くらいしそうなのに、だいたい600円前後だ。
ぼく「よし、好きなクレープを1個ずつ頼むといいよ。600円以上のやつにしてね」
娘「なんで?」
ぼく「えっ……えっと、あの、諸般の事情で……日本経済の発展のために……」
素直に「アリス・ギア・アイギスってゲームのシールがほしくて」とは言えない恥ずかしがり屋のぼくである。
娘「じゃあ、いちごバナナチョコクリームにする」
ぼく「おっ、いいね。おいしそう。注文は任せろ!」
ぼく「すみません、いちごバナナチョコクリームをひとつお願いします! あと、アリス・ギア・アイギス特製シールもお願いします!」
娘「シール目当てじゃん」
恥ずかしがった意味がなかったぼくである。
息子「じゃあ、いちごチョコメルバがいい」
ぼく「いいね! すみません、いちごチョコメルバをお願いします! あと、この、アリス・ギア・アイギス特製シールもお願いします!」
あとから気づいたが、別にゲーム名をフルで言う必要はなくて、「シールください」だけでよかったらしい。アリスギアめちゃめちゃ好きな人みたいになってしまった。でも実際めちゃめちゃ好きなのでまあいいか。
娘「おいしい〜!」
ぼく「よかったよかった」
息子「いちごめっちゃ入ってる」
ぼく「600円そこそこでフルーツたっぷりでこのボリュームはすごいな」
よし……
娘と息子がクレープを食べているあいだに、シールの中身を確認だ!
おっ、村尾 未羅(むらお みら)と須賀 乙莉(すが いつり)! ラスコル所属のふたりだ!
本音を言えばぼくもクレープを食べてシールをもらいたかったのだが、さすがにお金がかかりすぎるのでやめておいた。
なんせ、ふつうにクレープをふたつ買うだけなら1,200円で済むが、今回は子どもたちを連れ歩いているぶん、交通費が+200円くらい、ヒロアカポップアップショップでの買い物で+3,000円くらいかかっている。この時点で合計4,400円だ。
子どもたちが楽しんでくれるならお金はいくらかかってもよいが、かといってお金は無限ではない。どこかで線引きは必要だ。となると、自分のぶんを削るのがてっとり早い。
ぼくは家計簿を毎日つけていることもあり、意外とこのへんの節約意識はけっこうしっかりしているのだ。アリスギアのことは大好きだしファンとしての熱もあると自負しているが、こういうときのぼくの財布の紐は鉄よりも硬い。
あっ、コトブキヤ!
ああ〜!
鉄って、熱を加えるととても柔らかくなるらしいですよ。
コメント
鉄って、熱を加えるととても柔らかくなるらしいですよ。
名言
いつりん良いな〜。女の子は縦に大きければ大きいほど良い。ゲムぼく。ちゃんは横だろうけど
ゲムぼく鉄、融点が低過ぎる問題
鉄に見せかけた水銀やめてね
ちょっとお金に限りがあるから好きな作品とかキャラクターのグッズ代も抑えないとな……って思いながらもつい買っちゃうのわかる……
もう財布を溶接するしか…
今回はコラボクレープないけど通常メニューのクレープ食べたことなかったから丁度いいかもしれない
タイトル見た時点で散財記事だとわかる
ズブズブヤ
アルミニウムの意志
さりげなく抹茶ショコラクレープ映して抹茶スイーツブログアピールするのやめなよ
ふにゃふにゃの弱い鉄
微妙に自分の欲望がはみ出てるけど、脱出ゲームと秋葉原付き合ってくれるゲムぼくさんはいいパパだよ。
楽しそうで何より
クレープ美味しそう、ついついフルで名前言っちゃうのはちょっと分かる
なんやかんやで散財はしてるけど、お子さんも美味しい思いはできてるし、経済は回してるし、ゲムぼくさんの財布が悲鳴を上げてるだけなので実質無料(錯乱
柔らかい意思がお子さん達に良い影響を与える事だってあるはず
> 娘が「まあとりあえず行ってみようよ」とフォロー
薄々察しながらも親に気を遣える素晴らしいお子様ですね
パパぼく。記事毎回和む
クレープよりも形に残るもの選んだか
そこは抹茶ショコラクレープを食べて、抹茶スイーツブログをアピールするところでは?
貝のように口を閉ざすとかも、いや普通に熱したら開くだろとか思ってしまうよね
慣用句ってなんか当時の人がうまいこと言ったったってバズったやつで良く考えるとそんなでもないみたいなのが多いしきっと500年後くらいには我々のネットミームカルタもそう言われている
さておきパパぼく。していて偉い
子への投資は日本が豊かになるので実質無料
推しのグッズは心が豊かになるので実質無料
ゲムぼく。のち◯ち◯くらい固い紐だったら良かったのに
「ぼくの財布の紐は鉄よりも硬い」の直後に緑色の屋根が見えた時点で察して笑ってしまった
金を失うと書いて鉄だからね
仕方ないね
パパぼくには本当に感心するよ!
ふにゃふにゃ〜〜〜!!!
常に熱してねちょねちょになってそうな鉄の意志
>> 息子に論破されたが、娘が「まあとりあえず行ってみようよ」とフォローしてくれたので
子供たちの方がゲムぼく。さんより大人じゃん!
値下げシールから残った鉄の硬さを感じなくもなく
>鉄って、熱を加えるととても柔らかくなるらしいですよ。
アリスギア界隈は他の界隈の人からも「あの界隈は熱量がおかしい」と認知されてるくらいですしね…仕方ない仕方ない
お子さんが親の趣味に理解あるのはいいよね。
…普通逆じゃね?
鉛か半田並みに融点低いっすね
親に「◯円以下だよ」って言われることはあっても「◯円以上から選んでね」って言われることってあんまなくて得体も正直知らないから、シール目当てであることを開示することも実はお子さんにとっては良いムーブなのかも