謎の機械生命体『ヴァイス』の襲来によって地球を追われた人類が宇宙に脱出した、数百年後の未来。
新たに開発された対ヴァイス兵器『アリスギア』をまとった少女たちが戦いを繰り広げる3Dアクションシューティング『アリス・ギア・アイギス』では……
年に2回東京で行われる某大型同人誌即売会で少女たちが頒布本争奪戦を繰り広げる期間限定イベント『タマちゃん探検隊』が復刻開催中!
なんで? 数百年後の未来は? ヴァイスは? アリスギアは?
このイベントの開催を記念して……
ロビー画面では、回転寿司のレーンに乗って同人誌が回っている!
なんで? なにを記念したらそうなるの? こんなに子どもを連れて行けない回転寿司ほかにある?
一見すると、なんでいまこんなことをやっているのかぜんぜんわからないだろう。
しかし、考えてみてほしい。現実ではこの即売会は、夏(8月)と冬(12月)に行われる。たとえば夏なら、楽しみにしている人は5~6月ごろからソワソワしていることも多い。そしていまはまさに
4月だが? なんでいまこんなことをやっているのかぜんぜんわからないが?
謎は多いが、遊んでいけば徐々に解明されていくだろう。
さっそく『タマちゃん探検隊』をプレイし始めると……
話はジニー(バージニア・グリンベレー)と二子玉 舞(にこたま まい)が公園でキャッチボールをしているところから始まる。なぜかはわからない。
ちなみにジニーと舞はグラブの形状・デザインが異なり、キャッチングやピッチングのモーションもそれぞれ別々に作られている凝りようだが、この凝ったモーションは二度と出てこない。怖い。
キャッチボールを終え、兼志谷 シタラ(かねしや したら)の家に戻ってきた3人。
どうやら、大規模即売会「コミマ」当日が近いらしく、簡単な打ち合わせをしているようだ。
シタラと舞はアニメや漫画などが好きなこともありコミマもベテランらしく、専門用語が飛びかう。
いっぽう、アメリカ出身で軍人に近い経歴を持つジニーはアニメや漫画に興味が薄く、コミマに参加する理由が少ないように思えるが……?
決してそんなことはない!
ジニーはミリタリーとスポーツが好きなので、それらの本を求めて参戦するのだ!
そう、大規模即売会と言えばアニメや漫画の同人誌の印象が強く、実際にそれらが最大勢力ではあるが、正しくはあらゆるジャンルのマニア本が集まる夢の場所なのだ! それを忘れてはもったいない!
なにこの啓発? なんのゲーム?
ジニーのグラブ語りが止まらない!
野球は道具を多く使うスポーツなのでやっぱりこういうのを話し始めると熱くなるよね! わかるよ! なんのゲーム?
※30-30クラブ…「サーティ・サーティクラブ」と読む。1シーズンで30本塁打・30盗塁をともに達成した打・走のそろった選手のことを指す。MLB(メジャーリーグ)の長い歴史のなかでも達成者は延べ70人ほどしかいない。
※ゴールドグラブ…1シーズンを通して、もっとも守備に優れた選手を各ポジションごとに1名ずつ(計9名、2リーグで18名)選出する賞。日本では「ゴールデングラブ賞」がこれに相当。
※5ツールプレイヤー…「ミート力」「長打力」「走力」「送球力」「守備力」をすべて高いレベルで兼ね備えた選手のことをこう呼ぶ。「選球眼」を加えて「6ツールプレイヤー」と呼ぶことも。
※ボブルヘッド…アメリカで人気のある、頭が揺れる人形のこと。MLBでは定番グッズとなっており、さまざまな選手のボブルヘッドがグッズ化されている。
ジニーがあまりにもスラスラと野球オタク語りをするうえにゲーム内で誰もツッコんだり注釈を入れたりしてくれないのでがんばって解説を書いておいた。自分自身が野球好きで助かった。もうこれ野球ゲームでは?
ちなみにジニーが持っているグラブは、モデルとなったレベッカ選手がセカンドにコンバート(守備位置変更)された年に出たグラブらしく、セカンド用らしい浅いポケット(捕球面)の作りになっている。セカンドは捕球から送球までを迅速に行うことが求められるポジションであるため、捕球したボールをすばやく握れるようにポケットは浅いことが多い。
ただ、セカンド用グラブにしては若干長めなので、ショート用も兼ねているのかもしれない。ショートはセカンドと似ているがより強い打球が来やすいため、セカンドよりグラブが少し大きいことが多い。あるいは、もしかしたらレベッカはコンバート前はショートだったのかもしれない。
なにこの解説? もうこれ野球ブログでは?
そして、話は変わってアルフライラという中東の王国。
病に伏した王女。娘の身を案ずる国王。病床の王女は、弱々しい声で父に願いをささやいた。「コミマの薄い本(同人誌)がほしい」と。一路、国王は家臣を連れて東京へと向かうのであった。話変わりすぎでは?
そして迎えた、コミマ当日!
変形ロボ扱いされる建物、その武器扱いされるノコギリのアート、大量の500円玉と100円玉の準備、凍らせたペットボトルの重要性、帰りは駅が混むので事前に交通系ICカードをチャージしておくことなど定番の小ネタや注意事項をすべて拾いつつ、サークル参加で3人の1日目がスタート!
多い多い。情報量が多い。
3人は夏会場にふさわしい通気性がよく動きやすい服装でまとめているが、舞はウエストポーチとカバンのふたつ持ちのせいで背中側がちょっとめくれ上がっているというめちゃくちゃ細かいけどちょっとあるあるっぽい演出まで完備!
多い多い。服装ひとつ取っても情報量が多い。
なお、今回のイベントマップは背景が国際展示場駅周辺や海浜幕張駅周辺っぽい感じになっている。
さらに、戦闘ステージにもひとつひとつ小ネタが仕込まれている。たとえば「撮影マナーを守りましょう」というステージでは、なぜか敵であるヴァイスがこちらに攻撃してこず他のヴァイスに向かってピカピカと光を発していて、よく見るとコスプレ撮影ゾーンを再現していることがわかる。複数のカメラヴァイスが一定の距離を保ちつつマナーよくコスプレヴァイスを撮影しているのだ。マナーが守れるヴァイスでよかった。マナーが守れるヴァイスってなんだよ?
そして、ブースを構えた3人の前に現れたのは……
娘に願いを託された、あの中東の国王!
3人が出している本が目当てだったわけではないが、国王が舞に偶然話しかけたことにより、物語は一気に動き出す。
国王が持っていたサークルマップの印をひと目見て「主ライ(主×ライバル)」作品狙い撃ちだと理解した舞は、彼の「娘に頼まれた」という言葉から、娘本人が来られなかったなんらかの理由があるのだろうということと、代理で来ているに過ぎずコミマに不慣れな国王では各島に点在する主ライ本サークルを回りきることは不可能だということを瞬時に察する。これなんの話?
――なんとかしてあげたい。
娘さんの姿も名前も知らないけれど、この地図に印で刻まれた「主ライ」への情熱は本物だ。さぞ、ここに来られなかったことが無念に違いない。
ここは、私が……愛するジャンルは違えど、薄い本を想う気持ちは同じ私が、仲間として!
そうして舞は、見知らぬ国の見知らぬ少女のために、会場中の主ライ本をかき集めに行くのであった!
なんの話? いや、いい話である気はするのだが、物語の軸が一貫して薄い本なのでどういう感情で読むのが正解かわからないのだが?
アリスギアの期間限定イベントはだいたいいつもわけがわからないのだが、今回は特にわけがわからない。
おもしろいが、ぶっ飛びすぎていて読み疲れた気がする。本当に即売会に行ったときくらいの疲労感だ。いやあ、すごいボリュームのイベントだった……
……あれっ!?
まだ全体の6分の1くらいしか終わってない!!
すでにこんなにいろいろあったのに!? ボリュームと疲労感まで本物の即売会を再現しようとしてるのか!?
コメント
※これでも入場までの戦闘マス数は減少しています
あのゲムぼく。がツッコミに忙しくて一度も記事内でボケれないほどのゲーム、アリス・ギア・アイギス
野球の解説が多い多い
うん、いつものアリスギアだな
野球絡みのマニアックな用語解説にウンウンと頷いてたら
それが本筋に全く絡まないことに気付いて愕然とした
今回のイベント初見だったからシリアスなBGMと共に流れる国王のモノローグパートで風邪ひきそうになった。寒暖差激しすぎだろ、砂漠地帯の昼夜か?
マナーが守れるヴァイスはもはや敵なのかさえ分からない
今回もこだわりが強いイベントだなー
気をつけろよ……アリスギアは数多のプレイヤーを様々な界隈の沼にそれとなく沈めてくる恐ろしいゲームなんだ……!
このゲームをきっかけにコミケ初参加して、プラモ趣味にハマり、アリスギア(他社)の帽子まで買った俺が言うんだから間違いないぜ……!
ちなみにコミマ戦闘服を着ているタマちゃんの背中側、上から見るとズボンの隙間からパンツが見えるんですよ
隙間にかける情熱にアリスギアらしさが出ています
野球用語解説助かります⚾
…あれ?前の復刻のとき、野球パートなんかあったか?
しれっとジニーの話増えてね??
これが新キャラ(当時)のプレ顔見せイベントだとはお釈迦様でも気が付くめえ
前説のキャッチボールの所は新規ですわね
このイベントの初回開催は実際のコミケ日程に合わせての開催だったんだ
そしてヘクス数は120が当時3日間だったコミケ各日で解放されたから
360マスあったんだよね
イカれてるのか…?
これがリリース初年度のイベントでコミケ開催期間に合わせて今以上の規模のマップが順次開放されたという事実
このイベントかなりまともでまったり進められるからすき
今ってタマちゃん探検隊143マスしかないの!?
2018年の初回360マス、2022年の2回目は179マスだったから遊びやすくなってるんだなぁ
初回の時は3日分の
それぞれ100ヘクス超えのマップを毎日踏破しなくてはならなかったのです…
いま思うと正気の沙汰ではない
しかもリアルコミケ開幕の時間に更新だったので
現地組はむしろ最速で参加しづらいという
拘りが強すぎたゆえの弊害もありましたわ
今回の夏コミイベントじゃないけど過去の冬コミイベントから産まれた本編キャラのカップリング同人誌風怪文書SSがあるから(しかも4冊)是非読んでみて欲しい
※アリスギア公式サイト>SPECIAL>クリエイター支援>創作支援カタログの中
「え、何この…何?こわ…」って気分になれるぞ
このグローブのモデルとなった「レベッカ・メドウズ」選手は最近になって急に言及が多くなってるキャラで
ファンの間では参戦フラグだと話題の人物です。
覚えておきましょう。
新規勢「なんだこのゲーム…わけわからん、怖っ…」
古参勢「なんだこのゲーム…わけわからん、怖っ…」
未プレイ勢「なんだこのゲーム…わけわからん、怖っ…」
一応「新規キャラクターに関連したなにかしらのイベント復刻」を行うという伝統がある。キャラの別スタイル追加の毎回新規イベント追加してたらコスト高いしね
ホームランダービーゲーだから野球の解説助かる
この病床に付したお姫様が将来プレイアブルキャラとして実装されるとはこの海のリハクの眼をもってしても…
いやわかるか
確かこのイベント衣装のシタラは胸に汗取りパッドを入れているから他の衣装と比べて3Dモデルの胸のシルエットに丸みがあるんじゃなかったか
やっぱりいつものアリスギアだぜ!
結構いろいろおかしいイベントだけど王女の専用ギアの説明文とかアリスギアマガジンとか追ってるとちょっと見方が変わるぞ
成子坂に来てから6年経った現在、最早この一連の流れを「うん…うん…、あ~♪ははwww」としか感じられなくなってきた…。
あのむちむち狂いのゲムぼく。さんが終止ツッコミ役になってしまっている姿を見て自分がもう完全に成子坂に毒されてる事に気づかされた…。
終始笑ってたんだけど……ごめん、内心は宇宙猫だったわ……。
アリス・ギア・アイギス……やってみるかな……(ゴクリ……)
ちなみにイベ報酬のキャップはミリタリーショップの方のアリスギアとのコラボで実際に販売されとります
このゲームやっとけば多分大体のオタクの導入になるだろ
相変わらずこれ何のゲームなんだ
脱線するたびに無駄に立派な駅が出来上がるのでどこが本線だか分からなくなる
一体どこにベクトルが向かっているんだ…
石油王がスポンサーについててアリスギアは道楽で運営されているなら話はシンプルなのだが
ごめん、もう何も疑問に思わずにポチポチしてたわ
伝説のイベントに出会ってしまったか…
前の復刻にジニーのクラブ語りってなかちゃ気がするんだけど!?
復刻なのに知らん話が紛れてるのこわいこわい
ここまでやりたい放題だと
仕事するの楽しいだろうなあ
一応今回はジニーの別ver実装に合わせた復刻(冒頭のキャッチボールは復刻に合わせた新規追加エピソード)です。アリスギアは過去のイベントに1エピソードだけ追加して復刻する事も多いのでその方式ですね。
コミケイベントは毎年・毎回の事なので、その……恒例行事です。
アニメ化もしたけど本来深海魚みたいなゲームだから…
グローブの作り込みが細かすぎて震えた
ゲムぼく野球好きだったっけ…?って思ったけどそういえばハチナイやってたなあ
アリスギアのイベントは大体は頭ピラミッドだから理解しようとする方が野暮っていうもんだよ。
ありほーとか見てみるとわかるんだけど、運営チーム一同本気でこのゲーム作ってるんだよね…だからぶっ飛んだ(?)イベントは何だこれ…ってなる。理解しようとすることを諦めたね。
ジニーこんなに細かい事を言ってたのか…とりあえず凄そう!ぐらいしかw
小道具を写しているように見せかけたタマちゃんのお尻画像は今回の貴重なエロぼく要素ですな。
お寿司もお米のうち!という事でウチも小結さんをホームにお呼びしました!
何言ってんだアリスギアアイギスだぞ
訳わかんねーに決まってるじゃないですか
次にイベント復刻したら、コスプレ撮りヴァイスのマナーが下がって
ローアンで撮ろうとするヴァイスや謎のぬいぐるみを持たせるヴァイス
脇や口の中を撮りたがるヴァイスが出現しそう
ここまで事務所の同人回転寿司レーンに言及がナカッタので少し補足しておくとタマちゃん探検隊の続編がこの同人誌レーンの初出です。
初回360マスもあった3日編成のこのイベントの続編っていうものも以前はまとめて開催していてスターウォーズ三部作を一気見するより長かったのです…
なぜ4月にコミマイベントやってるかって?「アタマ△だから」の一言で済みそうですが、本当のことを言うと8月か12月にまた恐ろしい事をやらかす準備モーションでしかないと理解してしまうと(おいやめろ、またろくでもない事を思いついたような顔するの!)ってなってしまうのです