プラモ初心者、メガミデバイス一条綾香に挑む!盾も塗る![アリス・ギア・アイギス]

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 よし……
 

 こういう感じか……
 だいたいイメージはついたから……
 

 作るぞ!
 メガミデバイス 一条綾香【英俊】!
 

 アリス・ギア・アイギスに、一条綾香(いちじょうあやか)というキャラクターがいる。通称「お嬢」。
 ぼくにとっては、アリスギアで初めて入手した★4(最高レアリティ)のアクトレスであり、とても愛着が深い。ずっと主力で使っている。
 いわゆる豊満なむちむち体型のキャラではないので、ときどき「むちむち好きのゲムぼく。さんにしては意外なキャラを使ってますね」と言われることがあるのだが、ぼくはなんだかんだ初めて出会った相手に運命を感じて好きになって追いかけ続ける一途なところがあるので、一条綾香を一途に愛している。という話をしたら「えっ、キモッ」と言われたことがある。どうして?
 

 美少女プラモデルを作るのは、2023年7月に作った『創彩少女庭園 源内あお』以来。人生2個目だ。
 好きなキャラだからモチベーションは充分だが、メガミデバイスはけっこう難しそうなので、初心者の腕でちゃんと完成まで持っていけるかは心配なところ。
 あえてバンダイとコトブキヤをごちゃまぜにして主観で語るが、なんとなく自分が知っている範囲での製作難度のイメージとしては……

Level 1:ポケプラ(ポケットモンスター プラモデル)
Level 2:SDガンダム、ガンプラEG(エントリーグレード)
Level 3:創彩少女庭園
Level 4:ガンプラHG(ハイグレード)
Level 5:メガミデバイス、ガンプラMG(マスターグレード)
Level 6:ガンプラPG(パーフェクトグレード)

 こんな感覚を持っている。ちょっと気合いを入れて作る必要がありそうだ。
 まあ、ややこしいことはせずにニッパーで切って組むだけのいわゆるパチ組みなので、作れないことはないと思うが。創彩少女庭園で美少女プラモの基本はつかんだし、たぶんどうにかな……
 

 なんかパーツ多くない? 箱にパツパツに入ってたのだが?
 パツパツすぎていちど取り出したら箱に戻せなくなったのだが?

 メガミデバイスのような「メカ少女」系のプラモデルは、素体とも言うべき人間の部分と、装備となるメカの部分がある。いわば、人間のプラモとメカのプラモをそれぞれ作るようなものなので、パーツがかなり多くなるようだ。
 

 さあ、作っていくぞ!
 初心者なので、使う道具はニッパーのみ。ただし今回は、タミヤの入門用ニッパーに加え、新たに購入したコトブキヤのコトブキニッパーというのも併用していく。ピンク色のアリスギア特別仕様。
 入門用ニッパーより刃が薄く、切れ味と耐久性に優れており、パーツをよりキレイに切りたいときや細かいパーツを切るときに便利らしい。
 

 メガミデバイスに限った話ではないと思うが、美少女プラモデルは髪の毛などに細かいパーツが多く、しかもかなり目立つ部分なので、切れ跡が白残りしないようにキレイに切りたいところだ。
 こういうときに高品質のニッパーが便利。

 で、作り始めて約3時間後……
 

 ギア(装備)部分を除いた、素体部分がまずは完成!
 かわいい! かわいいぞ、お嬢! でも小柄な設定のせいかプラモデルも小さいパーツがめちゃくちゃ多かったから大変だったぞ、お嬢!

 ちなみに、ここまでの製作工程の一部はYouTube Liveで公開している
 ただ切ってはめるだけなので高度なことはなにもしていないのだが、とても楽しかった。プラモデルの世界はどうしても上級者たちが高い技量で高度な作業をしているイメージが強いのだが、本来、説明書通りにただ作るだけで充分すぎるほどワクワクするものだ。
 

 その後。今度は、ギア部分の作成を開始。
 これも切ってはめるだけではあるのだが、数が多いのと、いまどこを作っているのかイメージしづらいのが難しい。素体だったら人間の身体なので「あ、この形は太もものあたりだな」などと見た目から想像がついたが、メカっぽい装備品となるとそうもいかない。
 

 ギアのパーツができたら、それを素体部分にはめ込んで装備させていく必要がある。
 しかし、その過程で一部のパーツが外れてしまうことがあるので……
 

 外れやすく、かつ接着しても問題なさそうなところだけは、接着剤でくっつけていく。具体的には肩甲骨の部分など。
 なんでもかんでも接着してしまうとパーツ付け替えやポーズ変更がままならなくなってしまうおそれがあるので、必要最低限だけにしておく。初心者なのでよくばらないことが大事だ。
 

 メガミデバイスを作っていて、「創彩少女庭園と明らかに違うな」と思ったことのひとつが、パーツをはめこむときのパーツ同士の密着度の高さ。
 どういうことかと言うと、隙間が非常に少なく精巧なので、ニッパーでの切り方が甘くランナーの切れ端が少しでもボコッと出ていると、それだけではまらないことがあるのだ。
 なので、なるべく丁寧に切ることが求められる。デザインナイフなどがあると便利そうだ。
 

 よし、ギアも含めて、すべての部位が完成したぞ!
 なくしたり間違えたりしていないし、組み忘れもないし、太ももも念入りにさすさす撫で回した。完璧だ。いい太ももだ。
 

 あとは、素体の状態から腕や脚などを差し替えつつ、ギア(装備)も装着させて……
 

 できた!
 いい気がする! かっこいい気がする!
 

 かわいい気がする~!
 見てください、この顔! 無塗装&シールなしでこの顔! 素の状態でこの顔! これがコトブキヤの技術力!

 ただ、これで完成ではない。
 今回、メガミデバイス一条綾香にせっかく挑むからには、やってみたいことがあって……
 

 ペンを使った盾の簡易塗装だ!
 

 盾用のシールがついていて、これを貼るだけでも充分キレイなのだが、どうやらこの一条綾香の盾というのはメガミデバイス好きのなかでは「塗装が大変」と評判らしい。なんなら「お嬢の盾が塗れるならだいたいなんでも塗れる」という声まであったほど。
 いい機会なので、せっかくなら自分で塗ってみたい! 失敗したら上からシールを貼ってごまかせばいいので、これは大チャンスだ!
 

 こんな感じか……?
 なんか、塗ってはいけない場所をマスキングテープで覆ってガードして、みたいなのはよく聞くような……まずは適当にそれっぽくやってみるか……
 

 あっ、めちゃくちゃ漏れてしまった! はみ出してしまった!
 なるほど、マスキングテープを使うこと自体はよいことだが、切り方・貼り方にはある程度の工夫が必要だな。やってみると気づけることがたくさんある。
 

 今回使っている塗料はガンダムマーカー(アルコール系塗料)なので、乾いたあとにつまようじでガリガリこすれば剥がせる。
 塗るときにある程度はみ出てしまうのはしかたないと考え、むしろその後につまようじで丁寧に余剰部分を落とすことに力を入れることにする。
 

 で、約2時間後……
 

 できた!
 おっ、いいのでは!? 赤の部分は無塗装(地の色)のままで、黒と白だけ塗ったのだが、初めてにしては上出来な気がする! ちゃんとゲーム内に登場する盾みたいになってる!
 

 よし、この調子で……
 

 剣も塗るぞ!
 こちらは塗る箇所が少ないので、30分くらいで済んだ。
 

 最後に、ゲーム画面を参考に、ポージングを行う。
 アリスギアは3Dモデル鑑賞モードがあって、さまざまなポーズを取らせることができるので便利だ。ゲーム画面がそのままプラモのお手本にできるのは強い。

 そして、ついに。
 購入から数週間をかけ、合計作業時間およそ15時間の末に……
 

 最終完成!
 人生2個目の美少女プラモデル、メガミデバイス一条綾香【英俊】!
 

 めちゃくちゃいい!
 

 かわいい! そしてかっこいい!
 作ってよかった! 作業15時間と本体価格8,140円の価値はあった。
 剣と盾だけは塗ったが、ほかはただ初心者がパチ組みしただけ。それでこの出来はすさまじい。
 

 いったんゲームに寄せてポーズを取らせているが、あとでまたいろいろなポーズを試したい。
 また、出来がいいからこそ気になってきたのだが、よく見ると切り跡(ゲート跡)が白く残っているところが多いので、これも削りたい。
 で、そういうことをしていたら、剣と盾以外に「ここも塗りたいな」という箇所が出てきそうな気もする。キリがない。まだまだ楽しめそうだ。
 

 今回かかった15時間の内訳は、上図の通り。
 この手のものにかける時間は人それぞれだろうが、初心者仲間の人はぜひ参考にしてほしい。
 

 作ろうぜ、メガミデバイス!
 愛でようぜ、一条綾香!
 

コメント

  1. 名無しのゲーマー より:

    空白の5時間は一体…?

  2. 名無しのゲーマー より:

    凄いなぁ…(作りかけの全パーツ灰色で成形されたプラモを見つめながら)

  3. 名無しのゲーマー より:

    緑色、必要ですかね?

  4. 名無しのゲーマー より:

    盾の塗装うっま!と声が出てしまった(最後の円グラフから目をそらしつつ)

  5. 名無しのゲーマー より:

    20分作って10分太もも触るサイクルでも回してたのか…?

  6. 名無しのゲーマー より:

    いいプラモ記事かと思ったらこの人5時間プラモの太ももさすってる……。

  7. 名無しのゲーマー より:

    緑色の時間は円グラフに入れてしまうとこれから一生増えてしまうので良くないですね(良いです)

  8. 名無しのゲーマー より:

    太ももさすさすに5hはもうキモいとか超えて怖いです……。

  9. 名無しのゲーマー より:

    盾の塗装うまい

  10. 名無しのゲーマー より:

    きっとゲムぼく。くんは念入りに太ももにヤスリがけしてたんだよ!5時間も中学生フィギュアの太もも、さすってたら変態みたいじゃん!

    この調子で塗装にハマってぬいぐるみのフィギュアも塗ってあげよ

  11. 名無しのゲーマー より:

    次はガレキかな?

  12. 名無しのゲーマー より:

    とても綺麗に塗れているので、剥がれないようにトップコートだけはした方がいいかもしれないですね

  13. 名無しのゲーマー より:

    ゲート跡が気になるようになったらヤスリを導入しましょう。
    スポンジヤスリが使いやすくてオススメです。
    パーツを磨くとさすさすする時に指が引っ掛かる違和感が無くなりますよ

  14. 名無しのゲーマー より:

    うまいぞ!
    俺もがんばろ

  15. 名無しのゲーマー より:

    純粋に凄い!

  16. 名無しのゲーマー より:

    ハメ合わせ浮き上がるのが気になるならヤスリ使った方がいいかもですね
    ヤスリで磨いて爪でふちにできたバリ擦ればそれだけでもぴったりハメ合わせるようになりますよ

  17. 名無しのゲーマー より:

    着々と美プラ沼に沈んでていいぞ……
    このまま美プラ高ランク太もものルミティアとかも買うんだ

  18. 名無しのゲーマー より:

    とりあえずバリ跡が消えればいいってことなら「爪切り」がおススメ。
    どこでも売ってるし、ニッパー兼ヤスリとして使えて、一つ買うだけなら予算もスペースも圧迫しない。
    後はメラミンスポンジ(100均のでOK)でこすると手軽にプラスチックっぽさが消えるのでおススメ。

  19. 名無しのゲーマー より:

    プラモ相手にペロペロしたい隊長
    プラモをさすさすしたいゲムぼく。

  20. 名無しのゲーマー より:

    お疲れ様です。
    「組み立ては簡単だが、全身に精緻な装飾の多い複雑なデザインからガンプラの塗り分けを目指すと途端に難易度が跳ね上がる」と評判の『SDガンダムワールド』に馴染み深い身でも盾の紋様を見ただけで「盾の塗り分けが難しい」という声が多いのに納得でなんだか目が回るような思いでしたね……。
    「紋様自体は難しいが、盾なので幸いパーツそのものは大きく平たい塗りやすい形状で公式シールでカバーが効く」と塗り分け難度が高い反面、塗り分けの挑戦に好条件が揃っていることにも着眼し見事実現させる勇気と不屈の意志、素晴らしいと思います。

  21. 名無しのゲーマー より:

    お嬢の盾を塗ろうと思うだけでエラいし、本当に塗ったから更にエラい!

    なので太ももさすさすの気持ち悪さも今回は見なかったことにします

  22. 名無しのゲーマー より:

    ガンダムマーカー消すときは爪楊枝だと傷が残るから綿棒にアルコール(店先で手にスプレーするようなやつ)つけて拭き取ったほうがいいかもしれません。よくある丸い綿棒だと面積が大きいのでプラモ用の綿棒がいいかもしれません。

  23. 名無しのゲーマー より:

    大半のHGは惣菜より簡単っすよ!
    しかしプラモを組んだときの感動を忘れちゃいけないって改めて思ったっす!

  24. 名無しのゲーマー より:

    ちゃんと誘われた沼に落ちててえらい!

  25. 名無しのゲーマー より:

    マーカー塗装や筆塗りだと塗料がベターッとひと塊の液体としてつくので、テープが密着しきらなかったスキマに毛細管現象で広がってしまうのが原因かと
    マスキングは本来、塗料をミストで吹き付けるエアブラシや缶スプレーの塗装で使う手法みたいですね…(過去に同じミスやらかした人)

  26. 名無しのゲーマー より:

    その内「早く小結たんペロペロしたいよぉ」とか言い出すんだろうか……
    変態!

  27. 名無しのゲーマー より:

    本人じゃなくて箱の方がむちむちだったのか

  28. 名無しのゲーマー より:

    デザインナイフはプラモを綺麗に組む上での必需品であると同時に多くのモデラーの血を吸って来た妖刀なんで扱いには気をつけるっす
    まじでよく切れる

  29. 名無しのゲーマー より:

    ナチュラルにキモさを演出していくな
    この辺りに来てキモさのグレードが上がってきた気がする
    初心者はここで脱落してしまう

  30. 名無しのゲーマー より:

    太ももちょっと削れてない?パテで盛るペコしよ?

  31. 名無しのゲーマー より:

    愛を感じる素晴らしい塗装だ…
    これにはお嬢もご満悦だな

  32. 名無しのゲーマー より:

    “初めて出会った相手に運命を感じて好きになって追いかけ続ける”
    鳥かな?…と言いたいところだけどちょっとわかる

  33. 名無しのゲーマー より:

    ガンプラには今はRG(リアルグレード)というカテゴリもあります
    HGと同じスケールでディテールが細かく、パーツもHGより細分化されてます
    関節などに特殊パーツを使う場合もあり、そのおかげでポージングの自由度もアップ
    主観ですが、上記のレベルで例えると5~5+くらいかと

    いつかはロストヒーローズ2一人旅でも大活躍していたRGゴッドガンダムに挑戦していただきたいです
    無塗装でもとんでもない存在感があるので本気でおすすめします、日輪パーツが素晴らしい…

  34. 名無しのゲーマー より:

    盾すごい!剣もきれいに塗れてるすごい!のに、都度ねじ込まれる太ももが気になりすぎる…

  35. 名無しのゲーマー より:

    武器塗装するの偉すぎる…

  36. 名無しのゲーマー より:

    太もも擦り過ぎてつや消し加工されてそう

  37. 名無しのゲーマー より:

    デスクトップアーミーのシタラさんも良いですよ。デフォルメ頭身の影響なのか、ムッチリ感がそこそこあって私のお気に入りです。

  38. 名無しのゲーマー より:

    ペンギンも鳥類にしては一途で有名だからたぶんゲムぼく氏はペンギンの一種

    標準的人体よりも丸っこい人体に魅力を感じるのもそのせい

  39. 名無しのゲーマー より:

    盾も塗ったのは本当に偉い!凄い!あとはさすさすしても大丈夫なようにトップコートを吹こう!

  40. 名無しのゲーマー より:

    思ったよりしっかりしたものができるんだなあ

  41. 名無しのゲーマー より:

    プラモ初心者ですが、参考になります!

    それはそれとしてふとももさすさすはちょっと…

  42. 名無しのゲーマー より:

    盾しっかり塗っててすごい

  43. 名無しのゲーマー より:

    しっかりハマってくれてるので信頼できる

    ただ、さすさす5hは……

  44. 名無しのゲーマー より:

    これまた綺麗に塗ったもんですね、器用だなあ
    初めてのキャラに愛着湧くのは分かるけど言い方がちょっと…

  45. 名無しのゲーマー より:

    初塗装がお嬢の盾は偉大で大きな一歩過ぎるんよ・・・

  46. 名無しのゲーマー より:

    すごい

  47. 名無しのゲーマー より:

    プラモは本来説明書通りに作るだけでもワクワクする

    ちょっとはっとした。そうだよな。高度な技術は無くとも、組み立てるだけで楽しいよな。

  48. 名無しのゲーマー より:

    数年後にはパテ盛り極めてむちむちに改造とかしてそう

  49. 名無しのゲーマー より:

    確かに美プラの肌パーツってマットな質感で触り心地良いのあるよね。わかる。でも5時間はキモい。

  50. 名無しのゲーマー より:

    配信なんだか初心者の頃の懐かしい気持ちになってほっこりした
    スローペースでいいのでまたやっていただきたい

  51. 名無しのゲーマー より:

    プラモやったことないけどやってみたくなった

  52. 名無しのゲーマー より:

    >なくしたり間違えたりしていないし、組み忘れもないし、太ももも念入りにさすさす撫で回した。完璧だ。いい太ももだ。

    このあたりでちょっと危険な香りがしたけど予想通りだった。さすがゲムぼく。さんだ

  53. 名無しのゲーマー より:

    太ももすりきれてそう

  54. 名無しのゲーマー より:

    盾の塗り分けいい感じですねぇ
    自分も組んでる途中のやつ進めようかな…

  55. 名無しのゲーマー より:

    盾の塗装うますぎワロタ。

  56. 名無しのゲーマー より:

    地味に白色をマーカーでこれだけ綺麗に塗れるのは大したもんだと思う
    あとクレオスのつや消しトップコートを噴くとプラそのままと塗った所の質感の違いが目立たなくなるのでお勧めです

  57. 名無しのゲーマー より:

    ブキヤの肌パーツは表面加工してあって触って気持ちいいのだ

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