「ごめんなさい」
あなたは、謝ってみることにしました。
もしかしたら、自分のなにかが、相手の逆鱗に触れてしまったのかもしれませんから。まずは謝ってみて、戦う意思がないことを示しながら、相手に落ち着いてもらって――
それは、なにに対する謝罪ですか?
えっ。
そ、それはもちろん、あなたが怒っていることに――
謝罪というのは、相手を怒らせてしまった「結果」ではなく、相手を怒らせてしまった「原因」についてするものではありませんか?
ぺんぎんぎん。
……まずいですね。
それにねぇ、あなた。インターネット上での安易な謝罪は、大変なことになりますよ。たとえ善意であっても。たとえ正しかったとしても。
なんせインターネットには、「謝るということは、非があるということだ」という思想と、「少しでも非が見つかった人間は、再起不能になるまで攻撃してもよい」という思想が、少なからずありますからねぇ。理由が不確かな安易な謝罪は、なおさらですよねぇ。
……さて、改めて。あなた、いま、その「安易な謝罪」をしましたね? それはつまり……
ぺんぎんぎん。
……逃げましょう。
再起不能になってもいいってことですよねェェェェ!!
ぺんぎんぎん。
立て直しましょう! 明らかに負の感情が暴走して過度に攻撃的になっています! ほとぼりが冷めるのを待つしかありません!
【いったん逃げる】