
……
どうも気になるんだよな……

この……
やたらと存在感のある……

大関 小結(おおぜき こゆい)の豊満ボディ……

ではなく、こっち!
大関小結も気になるけど、それはいつものことなので、いつもは存在しないこっち!
『アリス・ギア・アイギス』では、この「YASHIMA(ヤシマ)」というゲーム内企業のロゴが入った妙に古めかしいPCがときどきロビー画面に登場する。
同作は約400年後の宇宙を舞台にしたゲームなので、おそらく設定的には「ヤシマが大昔のPCを資料をもとに再現・復刻したもの」という感じだろうか。我々の世界でたとえると「大正時代のタイプライターを再現して商品化してみました!」みたいな。

これは、実際に1980年代に大ヒットしたNECの『PC-9801』シリーズがデザインのおもな元ネタになっていると思われる。
もちろん、意図的にアレンジが施されているが。そのまんまだといろいろマズいし、設定的にも「400年以上前のPCを再現・復刻したもの」だとすれば当時の資料が不足しているはずなので、そのまんまのほうがおかしいし。

出典:https://ascii.jp/elem/000/000/320/320075/
正直、ぼくはPC-9801はぜんぜん世代ではないので、なにもわからない。
PCは、Windows Me~XPくらいの時代からしか知らない。父親がある日ソニーのPCを買ってきたのが初めての出会いだった。デスクトップでWindows MeでAMD Duron搭載だったので、おそらくVAIO PCV-Jシリーズだ。自分のPCでもないし小さいころだったのにDuronなのを覚えているあたり、当時からオタクの素養があったのだろう。

せっかくなので、この機会に勉強してみよう!
このよくできたヤシマ製PCを観察して、PC-9801シリーズを中心とする昔のPCへの理解を深めてみよう!
PC本体・モニター

とりあえず「PC-9801と呼ばれるPCに似ている」ということは間違いないが、正確にはPC-9801シリーズはデスクトップ型だけでも軽く10機種以上ある。ノート型まで含めると20機種を軽く超える。そのうえで、当然ながらデザインにはアレンジが加えられているので、完全にこれ、という元ネタはおそらくない。
ただ、本体の前面にたくさんの溝(横線)が入っているのは大きな特徴。これは、『PC-9801VM』系(1985~1986ごろ)に見られた特徴で、同機種は世間的にも大ヒットしたらしいので、これがモデルになっている可能性は高そう。
ちなみに、いまはSILVERSTONEというメーカーからPC-9801VMをモデルにしたPCケースも販売されている。かっこいい。
ディスプレイは、ブラウン管(CRT)ディスプレイをアリスギア世界の技術で再現したものだろう。独特のぼやけ具合までよく再現されている。
ちなみに、PC-9801シリーズの標準解像度は640×400だったらしい。VGA(640×480)とは違うので、ちょっと特殊。
フロッピーディスク関係

昔のパソコンといえばフロッピーディスク(FD)だぜ!
調べてみて初めて知ったのだが、そもそもFDには3種類のサイズがある。8インチ、5インチ、3.5インチ。技術の進歩とともにだんだん規格が小さくなっていったらしい。
ぼくが唯一知っていて触ったこともあるのは3.5インチ。容量は1MBくらいだった気がする。「磁石を近づけたらダメだぞ」と言われたのを覚えている。
このPCでは、本体内蔵フロッピーディスクドライブ(FDD)が5インチで、外付けで8インチFDDをくっつけてある。しかも外付けは「ダブルドライブ」と呼ばれるFDが2枚同時に入れられるタイプ。
ダブルドライブのFDDは、PC-9801くらいの時代ではかなりメジャーだったようだ。外付けに頼らずとも、内蔵FDDがそもそもダブルドライブの機種も多い。
理由はいくつかあるが、ゲーム的な側面で言うと、FDを2枚同時に挿入しないと遊べないゲームも多かったようだ。当時のPCゲームのパッケージや取扱説明書をあさってみると、「連続した2ドライブが必要です」「ドライブ1にゲームディスク、ドライブ2にデモディスクを入れた状態で起動してください」といった記述が多くある。
マウス・キーボード

マウスとキーボードに関しては、現代のそれとそんなに変わらない。
が、よく見るとマウスのボタン形状が細長かったり、キーボードの配列や配色も現代基準で見ると独特だったりする。これらはPC-9801シリーズの一部機種がこんな感じなので、それに寄せてあるのだろう。
そして、地味に注目なのはマウスパッド。
平滑で硬そうで光の反射もありそうで、現代の光学式マウスだと「飛び」が起きそうだが、これはおそらく昔のボールマウス用のマウスパッドだからだろう。
中にボールが入っていて、コロコロするやつ。たまに取り出して掃除するやつ。掃除しているうちにポロッと落として転がっていっちゃうやつ。
背面(端子・ケーブル類)

い、いちばん複雑! わけがわからない!
いまでこそUSBという万能規格が普及したので端子なんていちいち意識することはなくなったが、昔はこんなにややこしかったのか!
「ディスプレイ端子」「マウス端子」「キーボード端子」はとりあえずざっくりした名称で書いているが、細かいことを言うと規格が複数ある。メーカー独自規格などもあり、もうわけがわからない。とりあえずHDMIとUSBでどうにかなる現代のなんとラクなことか。
「RS-232C端子」は、当時としてはかなり汎用性が高い端子だったようだ。モデム、スキャナ、マウス、ペンタブレットなどなど、いろいろつなげられる。役割としては、いまで言うUSBにちょっと近い。
見慣れないのは、PC本体の「サービスコンセント」。
これは、ディスプレイや外付けFDDの電源コードをここに挿すことで、PC本体から電力を供給できる。PC本体がちょっとした電源タップにもなってくれる、みたいなイメージだ。現代でも一部の業務用・法人用PCにはサービスコンセントがついていることがあるらしい。
便利そうだが、接続する機器によっては電力が足りるか怪しいし、誤って電子レンジや掃除機などをつないでしまった日にはかなり危ない気がする。現代の家庭用PCにサービスコンセントが存在しないのは、おそらくそのあたりの理由も大きいのだろう。
昔はPCなんて「しくみをわかっている人」しか使わない機器なのでよかったが、いまは誰でも使うので、知識ありきのものはなるべく排除せねばならない。安全基準や普及度の変化が読み取れる、いい資料だ。

すごい!
アリスギアのおかげで、ぜんぜん世代ではなくてもPC-9801シリーズを中心とする昔のPCについて楽しく勉強できたし、理解がかなり深まったぞ!
ありがとう、アリスギア!
1980~1990年代の懐かしネタに事欠かない、おじさんによるおじさんのための時代の生き証人ゲーム!
……

美少女3Dアクションシューティングゲームだったはずでは……?












コメント
フロッピーディスクまだ売っているんだ……
サービスコンセントなんてあるんだ…火事起きそう
こんなん50代以上の人じゃないと分からないでしょ
PS5版とSwitch2版みたいに、あらゆるパソコンゲームが3.5インチ版と5インチ版の二種類出てた時代の話する?
自分は00年代くらいからのPC弄り好きでPC98は全然世代じゃないから普通に勉強になったわ
PC98の知識なんて古に拾ったエロゲ雑誌メガストアに載ってたほとんどのエロゲがPC98専用だったから良いなぁ、欲しいなぁと憧れてたくらいだったなぁ…
本体に5インチFDドライブが一つだけで外付けが8インチなのは相当初期のモデルを想定してそう
中期以降のモデルはほぼ本体にフロッピードライブが二つついてる
アリスギアこわい
それを調べるゲムぼく。こわい
拘りすぎてやっぱりアリスギアこわい(いまここ)
大体わかるけど、サービスコンセント・・・?ってなるのが怖い
やっぱりオタク気質な人は家に初めて来たPCのスペックを覚えてるもんなのね
我が家の初PCはWin98のIntel Celeron 300MHzでした(早口)
よそでアリスギアはおっさんしかやってないと言われて泣いちゃったけどこれ見たら何も言えなくなった
VGA端子のねじで止める部分にものすごいかっこよさを見出している者です
かっこよすぎてHDMIとVGAを繋げる変換ケーブルを二千円くらいで購入しました
ねじ止めが面倒すぎてすぐに使わなくなりました
インターネット老人会どころか
インターネットすら無い時代の老人会だよ
2026年にPC-9801を勉強する謎のブログ
サービスコンセントは今の時代に一般家庭にあったら大事故だろうなぁ
PC98の同級生をプレイする時には次に入れ替えるフロッピーディスクを手に持ってプレイしたものじゃよ…
この記事だけ読者の平均年齢が+15歳になってそう
この記事自体が数年後には歴史的価値のあるものになりそう
コロコロのボールマウスだけは分かる!
学校の情報室のPCがそれだったなぁ
昔のボールマウス用のマウスパッド
あの小学校のパソコンルームのやつ…
消しカス詰めまくって再起不能にしてた人いたな…
PCラックもなんか懐かしい感じが
フレームで天板を挟む形状って最近見ない気がする
PC98といえば「東方旧作が遊べる」くらいしか知らなかったから勉強になった。
サービスコンセントは今逆に「グラボ専用コンセント」の必要性を考えなきゃいけないレベルに…
Windows以降しか知らない世代には想像付かないかもしれないけど、5インチ8インチの頃だとマウスって一般的な入力デバイスじゃなかったんですよ。
当時はパソコンで何かしようと思ったらキーボードでコマンドを入力するしかなかったので。
ゲームのパッケージに「マウス対応」ってわざわざ書いてるぐらいレアな機器でした。
テレホタイムだけネットに繋がる無駄要素とかも前回実装された時はあったの懐かしいっす
でもキーボードマニアはこの頃のが良くて今でも使ってたりする…んだよね
アリスギア凄いな…
98全盛だった50代の自分でも8インチFDはもう過去のデバイスだったなぁ
5インチFDはペラペラで頼りない見た目に反してとにかくタフだった
四つ折りにしてズボンの尻ポケットに入れて洗濯しても読み込めたなんて都市伝説もあるくらい
ゲムぼく。さんこわい…
今回は復刻イベントで
前回の開催と日にちのタイミングがズレているから
2月29日の時の想定外の日付ですウインドウが見られないのはちょっと残念
細かい…
PC9801とPC/AT互換機を混ぜた感じかな?
よく出来てるな~
今時分2ボタンマウスもほぼ絶滅種といって過言ではあるまい
でもこの世界「見た目は2010年風だけど中身は(現代から400年後の)最新技術です」ってのが基本だから
こいつもPC98風のスーパー量子コンピュータとかなんじゃろなぁ…