あの『成子坂リコレクション』が復刻!シタラと文嘉の成長を見よ!えっ、我々は成長してないのに!?[アリス・ギア・アイギス]

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 『アリス・ギア・アイギス』に!
 

 あの伝説のイベント『成子坂リコレクション』が帰ってきた!
 2023夏に初開催されて以来なので、なんと2年半ぶりの復刻です! おめでとう! 2年半ぶりということは、当時高校1年生だった人はもう高校卒業です! おめでとう! それくらい2年半という月日は長いですが、なんと我々はなにも成長していません! 悲しい!
 

 『アリス・ギア・アイギス』には、ほかの多くのゲームと同様、本筋となる長い「メインストーリー」と、期間限定で実装される短い「イベントストーリー」が存在する。
 その中で、成子坂リコレクションは特別な存在。「イベントストーリーの扱いだが、内容的には明確にメインストーリーの前日譚」だからだ。あえて言うなら、「メインストーリー0章」とか、アニメ映画の特典で配られる「0巻」のようなポジション。
 ものすごく重要だ。もちろん読まなくても本編は楽しめるが、ファンなら絶対に読みたいやつだ。「劇場特典と言わずに一般販売しろ!」と言われるやつだ。ぼくもよく「成子坂リコレクションを常設化しろ!」と言っている。
 

 そもそも、本作のメインストーリー1章は、主人公である比良坂 夜露(ひらさか よつゆ)が『成子坂製作所(なるこざかせいさくじょ)』に機械生命体ヴァイスと戦う『アクトレス』として入所し、先輩アクトレスである兼志谷 シタラ(かねしや したら)と百科 文嘉(ももしな ふみか)に迎えられるところから始まる。

 そして、0章にあたる成子坂リコレクションでは、その先輩ふたりの入所時のできごとが描かれるのだ。
 頼もしい先輩ふたりの、右も左もわからなかったころの姿。これは見るしかない!
 

 舞台は、メインストーリー1章の約1年前。
 かつての勢いは見る影もなくなり、ほぼ唯一と言ってよい所属アクトレスもよそに出向中の成子坂製作所。さびれた町工場のような雰囲気。
 そこに入ってきた新人ふたりが、シタラと文嘉。ふたりとも、高校入学を機に念願のアクトレス活動をスタートした。
 ちなみに、アクトレスはヴァイスと戦う危険な仕事だが、高度に制度化・安全化がされており、適性とやる気さえあればアルバイト感覚で始めることができる。
 

 どちらも初対面の相手との付き合いが上手でなく、せっかくの同期で同級生なのに、どこかよそよそしいシタラと文嘉。
 そんなふたりが、互いに「このままではよくない」と思い、勇気を出して一歩ずつ踏み出し、でもときに踏み出しすぎてぶつかり、それでも悩みながらもういちど勇気を出して自己を開示し、相手の目を見て「あなたを知りたい」「あなたとなかよくなりたい」と伝えて……
 これは、ふたりが「百科さん」「兼志谷さん」から、「文嘉」「シタラ」と呼び合うようになるまでの物語――
 

 はぁ~! すばらしい! あらゆるイベントストーリーでいちばん好きかもしれない!
 あとから作られたとは思えないくらい「0章」としてよくできているし、シタラと文嘉のことが個人としてもペアとしても好きになるし、これをふまえて1章での先輩としてのふたりの振る舞いやそれ以降の成子坂製作所の成長を見ると感慨深さが生まれる!
 たったひとつのイベントで、こんなにも深くふたりの成長を感じられるなんて! うれしい! 我々なんて何十年生きても成長を感じられないのに! 悲しい!
 

 細かい点だが、ストーリーの間に挟まれる戦闘にも意味づけがしっかりされているのもすばらしい。
 たとえば、わかりやすいのはシタラのクロス(近接武器)。本来はランスが得意なはずなのだが、なぜかハンマーを装備しており、プレイヤーとしてはけっこう戦いづらい。
 これは、まだアクトレスとしてデビューしたてで自分の適性がわかっていないということと、憧れのアクトレスでありハンマーの名手である宇佐元 杏奈(うさもと あんな)の影響を受けているということの表れだろう。
 言葉ではなく、ゲームシステムを使ってシタラの心情を表現している。
 

 そして、今回の復刻版では新規エピソードが複数追加され、各種の描写に深みが増している!
 たとえば、厳しい大先輩にシタラが「典型的な『宇佐元 杏奈になれなかった子』だね」と言われるシーンが追加された。し、辛辣すぎる……!
 当然、シタラはショックを受けるが、これによって自分を見つめ直す機会が生まれ、大きな成長のきっかけをつかんだことも描写される。「なるほど、これがあったからこそ、シタラは夜露が入所するまでの間にハンマーではなくランスの適性に気づいて持ち替えたんだろうな」と想像できるようになった。
 

 また、追加エピソードによって大きく株を上げた人物がひとりいる。四谷 ゆみ(よつや ゆみ)である。
 彼女は、シタラ、文嘉と同じく成子坂製作所に所属する貴重なアクトレスなのだが、近隣のエンパイア中野に出向中の身。その立場上、もともとの成子坂リコレクションでの出番もそこまで多くなかった。
 が、追加エピソードでは準主役と言ってもよいほど大活躍! 戦闘でも先輩アクトレスとして活躍するのだが、それ以上に人生の先輩としての活躍度が圧巻!
 

 もっともすばらしいのは、シタラや文嘉が年上&大先輩だらけの成子坂製作所でかしこまって窮屈そうにしていることを見抜き、自らすすんで「後輩が軽口を叩きやすい憎まれ役」になっていること。
 ゆみは、シタラと文嘉にあえていつも以上に砕けた姿勢で接し、いいかげんな面やずるい面を見せ、意図的に「軽くて悪い大人」をやる。もともとそういう面がある女性ではあるのだが、自ら誇張して振る舞う。
 つまり、「あの人、実力はたしかだけどダメ人間だよね」とか、ひどいときには「あのババア!」とか、そういうことをシタラや文嘉が言えるように仕向けているのだ。まるで「アンタたちが大人をやる必要なんかないのよ。キッズはキッズらしく伸び伸びやんなさいな」とでも言わんばかりに。
 

 追加エピソードの最後、シタラと文嘉に「こんのババア~……!」「強欲ババア……!」と言われたゆみは、これまでにないくらい満足そうな顔をする。「そうそう、それよ」と。
 すごいぞ、ゆみ! 自己客観視能力とコミュニケーション能力が高すぎる! 自らをババア扱いさせることすら相手をリラックスさせる手段のひとつとして使いこなすとは! すさまじい! 我々なんてゆみより年上なのにまだジジイやババアと呼ばれる覚悟ができていない! 悲しい!
  

(2026/03/03(火)22:00~ やろうぜ!アリス・ギア・アイギス! 祝・復刻!成子坂リコレクションSP)

コメント

  1. 名無しのゲーマー より:

    我々…?

  2. 名無しのゲーマー より:

    「金目当てに後輩たちを(雰囲気だけ)いかがわしいお店で働かせようとした人と本当に同一人物なの?」ってぐらい綺麗なゆみさんが見られるのは『成子坂リコレクション』だけ!

  3. 名無しのゲーマー より:

    ゆみさん24なんだよね…いや、リコレクション当時は23…?

  4. 名無しのゲーマー より:

    「我々なんてゆみより年上なのにまだジジイやババアと呼ばれる覚悟ができていない!」
    ⇒安心して。たぶんこの世の全ての人はできてないから。

  5. 名無しのゲーマー より:

    鰹節ASMRとか確定申告イベントをやった野球ゲームと同じで合ってますよね?

  6. 名無しのゲーマー より:

    毎度のことながら考察しまくった面白い記事をありがとう!
    明日受験ですが緊張ほぐれました!

  7. 名無しのゲーマー より:

    確実にゲムぼく。のムチムチ性癖はレベルアップしてるじゃん

  8. 名無しのゲーマー より:

    文嘉推しです
    新キャラ枠としてステラー実装で引けて喜んでたのですが、ガチ勢から同時に素で強いという美幸さんに強化きたと聞いて胃痛。
    そしてシタラのSPスキルが普通につよいし、デイリークエストでバリバリ活躍してるキャラ。
    文嘉はここぞという時は活躍する高難度向けキャラ。

    ありがとう成子坂リコレクション。
    文嘉推し、なんとか生きてます。

  9. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼくが年を取るとジジぼくになってしまうのか

  10. 名無しのゲーマー より:

    えっもう2年半前?

  11. 名無しのゲーマー より:

    キャb……飲食店で働くと観察力みたいなモノが身につくもんなのかも知れない。

  12. 名無しのゲーマー より:

    >我々なんてゆみより年上なのにまだジジイやババアと呼ばれる覚悟ができていない! 悲しい!

    辛辣だが刺さりすぎる…

  13. 名無しのゲーマー より:

    ホントにいい意味でも悪い意味でも成子坂の両津

  14. 名無しのゲーマー より:

    所々こっちを刺しに来るんじゃあないよ

  15. 名無しのゲーマー より:

    文嘉も、参考になる先輩の勉強でもして来なって言われて、ゆみさんやチヱさんに近いスタイルになったのかもしれませんね
    その上で、クロス下派生が大技じゃなくて自己強化なところなど、文嘉個人の適性に育ってる感もあったり
    シタラも、ハンマーの才は無かったけどピジョン操作は得意だったから、多数のピジョン連動操作であの日に出来なかった電撃属性ハンマーを自分流に昇華・再現してるのがまた素敵なんですよね

  16. 名無しのゲーマー より:

    金さえ絡まなければ深沙希さん、怜ちゃん、小結さん、椎奈さん、唯ちゃん、安里ちゃんに並べるほどの良妻候補

    金さえ絡まなければ

  17. 名無しのゲーマー より:

    初手10割やめてください

  18. 名無しのゲーマー より:

    これと「彗星のファーストタッチ」は貴重なアリスギアの「エピソードゼロ」なのでちょくちょく読み返したい。

  19. 名無しのゲーマー より:

    何で急に俺たちを刺してくるんです?

  20. 名無しのゲーマー より:

    俺はゆみさんを最初の頃から信じてたからな。
    えりちゃんの魅力を一般層にわかりやすくしてくれたんだ。

    まぁ、それはそれとして眼鏡外したのは許さんけど。

  21. 名無しのゲーマー より:

    このゆみさんの行動が少しずつ影響を与えて、シタラが、タマちゃんやイツリン、623ちゃんが事務所にいやすいようにカシマシオタクムーブをするようになったと考えると、いい先輩って大事だな、って。

  22. 名無しのゲーマー より:

    ゲーム続けていくうちにシタラもフミカもゆみさんにババアとか言ったり辛辣な言葉投げかけるタイプじゃないような???
    って思ってた事への辻褄合わせみたいな内容なの好き
    キャラの一貫性と言うか
    キャラクターの重層性をこのエピソードで補完してる

  23. 名無しのゲーマー より:

    成子坂リコレクションいいよね…

  24. 名無しのゲーマー より:

    「頼もしい先輩ふたりの、右も左もわからなかったころの姿。これは見るしかない!」このあたりで記事を途中で読むの止めて、ゲーム起動して本編を先に見てきたぜ。

    豆腐メンタルだから、酸いも甘いも感情移入しちゃったな〜。
    アリスギアってトンチキイベントで有名だけど、今回は別枠だね。

  25. 名無しのゲーマー より:

    リコレクションで『残る謎』として語られていた、
    ・ゆみへの二人の態度
    ・大型をボーナスチャンスとしか見ないレベルの高さ
    の2点をちゃんと追加エピで説明しててすごく良かったですね。

  26. 名無しのゲーマー より:

    主語の拡大はやめてもらおう
    我々にも尊厳はある

  27. 名無しのゲーマー より:

    たしかアリスギアマガジンでもありましたよね
    こういう良いエピソードがある分、トンチキコラボの衝撃も大きいんですよね、そこがいいのですが

  28.   より:

    東京シャード防衛の時の話でも
    リタさんから、ゆみは面倒見が良いという評価を受けてましたからねぇ

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