
ある平日、インフルエンザにかかった子どもを看病しながらEテレを観ていたら、遠藤久美子が出ていて思わず目が留まった。

調べてみると、『さんすう刑事(デカ)ゼロ』という、小学校高学年を対象とする算数の番組だった。
刑事ドラマ仕立てになっており、出てくる算数の問題も実際にありそうな事件を題材にしている。

このエンクミの回では、テレビショッピングを題材に「40%引き」と「20%引きの20%引き」の違いについて取り上げていた。
エンクミ扮するテレビショッピングの社長が、目玉商品を「今回は定価10,000円のところ、なんと20%引き!さらにそこからも20%引き!」と宣伝。
それを観た一部の視聴者は「つまり20%+20%の40%引きで6,000円ってこと!?お得!」と思って注文したが、実際の請求額は6,400円だった。
ここに秘められた、誤認を誘う数字のマジックとは?だまされないための計算のコツとは?
……というのが、おおよその内容だ。
これ、めっちゃおもしろいじゃん!
ぼくもこんな算数やりたかったよ!これなら絶対に実生活でも役立つ実感を持って勉強できるよ!
っていうかこの値引き問題、大人でもわかってない人けっこういそう!ふつうに考えればあたりまえにわかるんだけど、ボーッとしてるとだまされちゃう人多そう!!
しかもこれ、実際にテレビショッピング番組を扱っている民放だと企業から怒られかねないのでやりづらい内容だ。
NHKでしかできない、とてもいい番組だと思う。こういう素敵な教育番組にもっと日が当たるといいなあ、と思う。

月曜日の09:50-10:00、ヒマな人はぜひチェックを。
主演・モロ師岡という謎の豪華キャストも含めて見応えがあるのでオススメ。
コメント
足し算と掛け算(割り算)を間違う事、ありますあります
数字のマジック怖いなー