闇の青春を送る高校生が大学で地元を飛び出すべき4つの理由。

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 上の関連記事で過去に書いた通り、ぼくはそこそこ闇に包まれた中学・高校生活を送った。
 いま思うと、なんでいじめに遭ったり不登校になったりしなかったのか不思議なくらいだ。いや、ぼくが認めようとしなかっただけで、いじめられていたのかもしれないが。

 ただ、ぼくの人生は大学で一変することになる。
 ぼくは高校卒業後、初めて地元を離れ、関東のとある大学に進学した。
 そこでの4年間の大学生活では、なんと友達が数人できたのだ。
 「数人かよ」というツッコミがおありかと思うが、それまでずっとゼロだったものがようやく実体のある数になったのだから、それはもう、ぼくにとっては革命だった。
 そして、彼女もできた。彼女というのは、いまの妻である。

 大学進学時から10年が経ったいま、ぼくが思うのは、「あのとき地元を離れて、本当によかったなあ」ということである。
 べつに、ぼくは地元が嫌いなわけではない。むしろ好きだ。

 ただ、立場も精神も子どもから大人に変わっていく20歳前後という大切な時期は、少なくともぼくの人生においては、全身を飲み込もうとしていた心の闇をとっぱらう最初で最後のチャンスだったように思う。
 そして、闇をとっぱらうには、環境を変えること、自分だけピューッと飛び出して闇を地元に置いてけぼりにしてやるのがいちばんてっとりばやくてカンタンだ、と実感した。

 もちろん、心に闇を抱える高校生全員が、ぼくと同じだとは思わない。
 でも、同じタイプの人だって一定数いるはずだ、とも思う。

 そこで今回は、ぼく自身の体験をもとに、暗い青春を送ってきた高校生が地元以外のエリアに進学することの精神的メリットを4つ挙げていく。

 行く先は必ずしも大学じゃなくていい。短大だって専門学校だってかまわない。とにかく地元をいったん出ることが大切だと思う。
 われこそは闇の青春を送る者なり、という高校生はぜひ参考にしてほしい。
 

とびだせ地元!ひろいぞ世界!
闇の青春を送る高校生が大学で地元を飛び出すべき4つの理由。

1. 自分がいかに狭い世界で生きていたかを知れる

 田舎だったり公立校だったりすると特にそうだが、中高生の人間関係というのは驚くほど狭い。
 学校という閉鎖空間のなかで、さらにグループだの派閥だのを作って世界を狭めているからだ。
 その狭い世界で上手に生きていくことができていた人たちはそれを変わらず大切にしていけばいいが、そうでないぼくたちは、さっさと見切りをつけたほうがいい。「あっ、あれってスッゲェ狭い世界の話だったんだな。そうとわかったらわりとどうでもいい気がしてきた」と思えるようになったほうがいい。
 

2. 暗い過去を知る人が周りにいなくなる

 地元を飛び出して他エリアの大学に行くとき、同じ高校から行くヤツがいない大学を選ぼう。
 ぼくは幸い勉強はできるほうだったので、他の生徒たちがまず受からないであろう大学を選んで受けた。
 ふつうの高校生であれば、「同じ高校から行く人がいる大学のほうが安心かな……」なんて考えるところだが、ぼくたちにとってはそんなのはただジャマなだけである。そんなのがいたらまた過去に縛りつけられるだけである。
 思い切って、ひとりだけで飛び出そう。それまでの自分を誰も知らない世界に行くことで初めて、過去に縛られたり、被害妄想にとらわれたりしなくてよくなった自分に出会うことができる。

3. 自分と同じような人がいくらでもいることに気づける

 大学というのは全国各地からいろんな人が集まる。大規模総合大学であればあるほどそうだ。
 べつに友達にならなくたって、キャンパス内でいろんな人が行き来しているのを見るだけでも、「ああ、世の中ってこんなにヘンな人がいっぱいいるもんなんだなあ」と気づくことができる。
 「なにをどうやったらこんなアホっぽいのがここに入学できたんだ……」みたいなのだっているし、「あっ、あいつぼくと同じニオイがするな……たぶんめっちゃ根暗なんだろうなあ」みたいなのも腐るほどいる。
 「よかった、ダメ人間はぼくだけじゃなかったんだ!」と気づけることは、視野が狭くなりきっていたぼくたちにとっては非常に大きい。まっとうな自信の持ち方ではないが、初めて持てる自信だ。大切にしよう。
 

4. いちいち過去の呪縛にかまっているヒマがなくなる

 地元を離れ、初めてのひとり暮らし。苦労は尽きない。
 駅まではどうやって行ったらいいのか。駅からどうやって歩いたらいいのか。店はどこにあるのか。料理はどうやって作るのか。この方言はどういう意味なのか。洗濯、掃除、ゴミ出し、宅配便の受け取りは……
 大学に行ったら行ったで、講義はどうやって取ったらいいのか、サークルはどうやって選んだらいいのか、友達はどうやって作ればいいのか、話しかけてきてくれた人にどう返事したらいいのか、交換できた連絡先をどう活かしていけばいいのか……
 とにかく忙しいし、必死である。必死にならざるを得ない。入学してしばらくは、「1年間でこんなことを学ぶぞ!」なんて考えるのはとてもムリで、今日や明日をどうやってまっとうに生き抜くか、でいっぱいいっぱいである。
 でも、それでいいのだ。それがいいのだ。ほかのことは考えられない。とにかく、いま、いま。ぼくたちはとりあえず、いまだけを考えられるようになることが必要なのだ。
 

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 地元を飛び出して他エリアの大学に進学するには、超えなければならないいくつかのハードルがある。
 それは人によって異なるが、多いのは学力やお金、あとは精神的な「なんとなく怖い」みたいな感覚だろうか。
 学力は勉強すればいいし、お金は奨学金を活用すればなんとかなることも多い。最近は貸与ではなく支給型の奨学金も増えてきている。

 そしてもし、「なんとなく」で他エリアへの進学を視野に入れていないのであれば、それだけは本当にやめたほうがいい。なんとなく地元に残っていい思いができるのは、それまで地元でいい思いをしてきた人だけだ。これは断言する。
 闇の青春を送ってきたぼくたちは、いつのまにか日陰に隠れることがあたりまえになってしまっていたぼくたちは、人生のどこかで、自分の現状と向き合って、受け入れて、そのうえで改めてスタートラインに立つ、ということをしなければならない。
 そのためにもっともわかりやすいタイミングが大学進学であり、もっともカンタンな方法が地元を飛び出すということなのだ。

 もちろん、それさえすれば絶対に明るい未来が待っているなんてことはなくて、そこからの努力が必要だが、望みのない地元でただただ心を殺して身体の死を待つ人生よりはずっとマシだ。
 

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 具体的な人生設計なんてなくたっていい。
 とりあえず、さっさと地元を飛び出そう。

 世界は、高校生のぼくたちが思っていたよりずっと広い。
 



コメント

  1. 名無しのゲーマー より:

    同じく高校→大学で地元飛び出した身ですが
    寸分の狂いもなく同意です
    今は別に地元が嫌いじゃないという所まで同じですよ
    当時は嫌いだったかもしれないけど離れてみて好きになれたのかもしれませんね

  2. 名無しのゲーマー より:

    一度捨ててみて「あぁ、あの時の自分は確かに恵まれても居たのだ」と思える不思議
    でぇじょうぶだ、俺らみたいなのが持っていたものなんてまた拾いなおせる、てぇしたことねぇ

  3. 名無しのゲーマー より:

    特に地元でいい思いしたこともなく悪い思いもしたこともなく地元に残った人間だけど、
    地元を出てたらどうなってたんだろうなー、と思うことはある。別に後悔でも何でもなく。

    むしろ逆に、これだけの闇の青春を送ってきた管理人さんが、地元を出てなかったらどうなっていたのだろうかと思う

  4. 名無しのゲーマー♀ より:

    激しく同意します。
    わたしも、高校まで周りがかってにつけた色んなレッテルを抜きに、なりたい自分・自分らしい自分として大学生活を送れました。
    そこで出会った人たちとのおかげで、自信もついたし。
    あのまま地元にいたら、、もっと自分を過小評価する人間だったきがします。
    もちろん、地元愛はありますよ!

  5. 名無しのゲーマー より:

    全くそう思います!地元が嫌いなわけではなく地元で勝手に出来上がってしまったキャラが嫌いなだけ!でも地元にいる限りそのキャラが付きまとう!根暗からハッチャケて明るくなれば、それもまた悪い噂になり!もう離れるが勝ち!新しい世界新しい自分新しい友達、環境!世界は広い!

  6. 名無しのゲーマー より:

    うちの息子は中学で不登校でした。高校は地元を離れ全寮制高校へ。
    そして、今年からもっと離れて関西の大学へ進学しました。
    「地元を離れる4つのメリット」を読ませて頂き、息子の進路選択は正しかったと思えました。
    ありがとうございます。

  7. 名無しのゲーマー より:

    今年大学に入学した息子を持つ父です
    不登校が長く家でも口数が少ない子でしたがある日大学に行きたいと言い出しました(しかも県外)
    私自身が高卒で息子は大学に行かすとしても実家から通える県内としか思ってなかったので驚きました
    それでも息子が珍しく主張した事 大切にしたいと思い応援する事にしました
    恥ずかしながら貯金が無いので家計を切り詰めながら仕送りしてまして大変ですがこの記事を読んであの時息子を応援して本当に良かったと思えました
    米や野菜を送る時息子に電話するのですが最近は声が明るくて大学であった事もよく話してくれます
    夏休みに息子が帰省してくれたら沢山話を聞きたいと思います
    本当にありがとうございました

  8. 名無しのゲーマー より:

    シェアさせて頂きました

  9. 埼玉愛知 より:

    こんにちは!livedoorブログでたまたま見ました。きっと主さんと私はパッと見では対象的だと思います。私は地元が埼玉で大学までずっと関東にいました。地元も居心地が良く、小学校から大学まで友だちにも困った事はありませんし、普通の楽しい生活を送ってこれました。しかし、ひょんなことを理由に就職はなーんにも知らない縁もゆかりもない愛知県に決まりました。というか決めました。すると、まさに主さんが言っていることを全て感じました。このブログは明るい人も暗い人も、積極的な人も消極的な人も凄く勉強になる気がします。今の大人たちは自分達の価値観でしか物事を言えない人が多い気がします。色々な選択肢があるにも関わらずろくなアドバイスもせずに狭いところに誘導してるように感じます。ぜひこのブログが子どもたちや、進路に迷ってたりする人の目に届くことを願います。広島カープ優勝の文面も感動しました。これからも頑張ってください。28歳、男より

  10. 名無しのゲーマー より:

    頑張ろうって思えた

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