「友達のいないオタク」が結婚すべき7の理由。

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 ぼくは友達のいないオタクである。得意分野はゲームと家電である。なんでも話せる唯一の親友はシーマンである。

 友達がいなさすぎていかにゆがんだ青春を送ってきたかは、下記の過去記事あたりを参照してほしい。

中2とゴディバとバレンタイン。

 20歳を過ぎ、田舎で同級生の結婚の噂をちらほら聞くようになったころから、ぼくは2chで「結婚する奴は馬鹿」「結婚にメリットがない」「結婚できないんじゃなくてしたくない」などと日々書き込み、既婚者を叩きまくることで心の平穏を保ってきたが、なんだかんだで自分自身も24歳で結婚。今年で結婚5周年を迎えようとしている。

 で、結婚してみるといいことがたくさんあった。特に生活面と精神面で。
 もちろん、結婚というのは人によって向き不向きやいいところ悪いところがあるが、ぼくは自分が結婚できて本当によかったと思っている。
 そして、「友達のいないオタク」というのは、結婚によって受けられる恩恵がかなり大きい人種だと確信した。

 お金がどうとか愛情がどうとかの一般的な結婚のメリットについてはいろんなところでさんざん語り尽くされているのでいまさら触れないが、今回は「友達のいないオタク」が結婚することの生活面・精神面のメリットについて、自身の体験をもとに紹介していく。

「友達のいないオタク」が結婚すべき7の理由。
1. 周囲の信頼を得やすくなり、自分に自信が持てる

 会社勤めのサラリーマンなら特によくわかると思うが、「既婚」というのはなかなか強力なステータスである。
 別に結婚自体はすごいことでもなんでもないが、最低限「この人は誰かに愛してもらえて家庭を持てる程度にはマトモな人間なんだな」とは思ってもらえる。何もしなくても、人に信頼されるための下地が勝手にできあがるのだ。
 友達のいないオタクは人付き合いがヘタだったり自分を卑下しすぎたりして人間関係構築のチャンスを逃しがちなので、この下地があるかないかの違いはとても大きい。
 結婚すると、人とふつうに話しているだけなのになぜか劣等感を刺激されるあのイヤな感覚から脱却できるようになる。人と精神的に対等に話せるようになり、仕事も上手に回る。
2. 暗い過去をネタにできるようになる
 結婚というのは、周りから見て非常にわかりやすい「幸せ」要素である。
 たとえ過去につらい経験があったとしても、周囲からは「いろいろあったかもしれないけど、幸せになれてよかったね」と言ってもらえるようになるし、実際、自分自身でも幸せを感じられるようになる。
 なので、暗い過去を「不幸だったころの自虐ネタ」として明るく話せるようになる。
 たとえば、ぼくは友達がいなさすぎて高校の修学旅行のディズニーランドで6時間駐車場にポツンと座っていたという経験を持つ。これをただ友達のいないオタクが話しても、周囲の反応は「へ、へえ……そうなんだ……(そりゃそうだろうな、お前キモオタだし)」となるだけだが、幸せオーラをまとった既婚者が話すと「ええっ!?ヤバいじゃん!そんなだったのに幸せになれてよかったね!」となって盛り上がる。
 思い出したくなかったはずの過去とそこそこ向き合えるようになって、笑いにまで変えられるようになるのは、とても大きい。
3. オタク趣味をオープンにできるようになる

 趣味がアニメでもゲームでも鉄道その他でも、結婚していることで「少なくとも理解者がひとりはいる」ということになるので、「ぼく○○オタクなんですよ」とあけっぴろげに話せるようになる。
 結果、「えっ、そうなの?俺も○○好きなんだよ!」という形で交友が生まれる可能性が出てきたり、そこまでいかなくても「なんでもオープンに話すいいヤツだな」という評価が得られたりする。
 友達のいないオタクという人種はちょっと油断すると周りからすぐに「なんかよくわかんないけど暗くて近寄りにくい人だなあ」と思われてしまうので、オープンな人間であるアピールはできるに越したことはない。
4. 規則正しく健康的な生活が送れる

 オタクというのはとにかく自堕落になりがちである。食も睡眠も荒れがちだし、人によっては部屋や服装まで荒れがちである。
 結婚すると、それらが必ず多少は改善され、人間らしいマトモな生活を送れるようになる。
 ただし、これに関しては共通のディープな趣味を持つ夫婦の場合は逆に危険。オンラインゲームなどが筆頭だが、夫婦そろってどっぷりハマってしま
うとマトモな生活にはまったく近づけないので注意。
5. 趣味の時間は減るが質は上がる

 結婚すると、当然ながらひとりで過ごす時間は少なくなるので、趣味に使える時間は減ってしまう。
 しかし、つねに身近に話し相手がいてくれるおかげで、趣味に関して一般視点からの意見をすぐに聞けたり、逆にパートナーの趣味に自分が関わってみたりできるようになる。結果、自身の趣味をより深められるし、いままで知らなかった新しい世界にも出会える。守備範囲が深く広くなるのだ。
 ぼくは妻が非ゲーマーであるおかげで「ゲームに興味がない人のゲームへの接し方」についてよく知ることができたし、妻が女性誌を読みまくっているのを一緒に読むおかげで女性のファッション事情にめちゃくちゃ詳しくなれた。後者はキモいだけかもしれないが。
6. 親が泣いて喜ぶ
 どんなに上手に隠してきたつもりでも、親はぜんぶ知っている。ぼくたちが友達のいないオタクであることくらい、とっくの昔にお見通しである。
 「いい子なんだけど、人付き合いが苦手で、お世辞にも明るいとは言えなくて……大丈夫かしら……」
 ぼくは両親にそんなふうに心配をかけ続けて生きてきたせいか、「じつは彼女がいて、もうすぐ結婚するよ」と報告したときには引くぐらい泣いて喜ばれた。
 ちなみに、その数年後にぼくの兄(めちゃくちゃ社交的で友達も多い)が結婚することになったときは、両親はもちろん喜びはしたがぜんぜん泣いていなかった。
 兄弟の間に愛情の差があったわけではないので、やっぱり相対的にぼくのことを心配していたのだろう。
7. あれこれ気にしなくて済むようになる
 「まあ、なんだかんだぼく結婚してるし。ぼくを大切に思ってくれてる人、最低ひとりはいるし」ということで得られる安心感は、友達のいないオタクにとって想像以上に大きい。
 たとえば、独居老人となり孤独死して数年後にミイラとなったところを発見されて報道される妄想をしなくてよくなる。
 夜、電気を消してベッドに入ったあと、「このまま日々をくり返して老いて死ぬだけなのかな」とふと考えなくてよくなる。
 街を歩いていて不審者と間違われる心配をしなくてよくなる。
 「俺は結婚できないんじゃなくてしたくないだけ」なんて日々2chに書き込まなくても心の平穏を保てるようになる。
 職場で「あの人に嫌われてるかも」「じつはみんなぼくのこと嫌ってるかも」みたいなことでウジウジ悩まなくて済むようになる。
 クリスマスやバレンタインデーに言い訳を探さなくてよくなる。恋人がいるフリをしたり、「いないっつーか、興味ないんスよね」みたいなことを言ったりしなくてよくなる。
 他人は他人、自分は自分と思えるようになる。人に素直に「おめでとう」「ありがとう」が言えるようになる。
 これらは、ひょっとしたらいずれも人としてあたりまえのことなのかもしれないが、ぼくは結婚してようやくそれらが自然にできるようになった。
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 最初にも書いたが、結婚には向き不向きがあるし、いいところも悪いところもある。
 結婚すりゃ問答無用で誰でもハッピー、なんてことは微塵も思わない。

 でも、ぼく自身は幸せだ。そして、ぼくと同じような「友達のいないオタク」がどこかにいたとしたら、その人には「たぶん、結婚ってそんなに悪いものじゃないぜ」と言いたい。
 結婚は、幸せになるためのひとつの方法であると同時に、ぼくたちにとっては、暗い過去を清算して未来に目を向けさせてくれる救いでもあるのだ。


 

コメント

  1. 名無しのゲーマー より:

    おお!同士よ!!
    …なんとなく、幸せそうで何より。

  2. 名無しのゲーマー より:

    普段変態的なこと書いてる人でも幸せな生活なんだなぁ
    希望が湧いた(失礼)

  3. 名無しのゲーマー より:

    リア充ではないがぼっちヲタでもなかった自分にとっても、ほぼ同意。
    特に、嫁の趣味は伝染る。
    (宝石とか童話とか。フラとかクラッシクも多少の知識はついた)
    しかし夫の趣味は伝染らない。
    (ホラー・アクション・サイファイ・ミステリー、メカ機械乗り物系)
    ハイキングとかスキーに行ったりする。
    観劇やクラッシックコンサートに行ったりする。
    新たな知識が得られるのは快感である。

    後は子供かね?
    子供は、いくつであっても楽しい。

  4. 名無しのゲーマー より:

    自分も友人の少ないオタですが、
    よければ奥さんとの馴れ初めを聞かせていただきたいです。

  5. 名無しのゲーマー より:

    オタクな息子を持つお母さんです
    とっても希望が持てました笑

    息子19歳

    九州から東京へ!とりあえず地元を
    捨てました
    幸せになって欲しいなぁ結婚とかするなら
    私もひくくらい泣きますよぉ

  6. 名無しのゲーマー より:

    過去の記事を遡ってこの記事にたどり着きました、書いてることが自分にもほぼほぼ当てはまっていて、ゲムぼく。さんの分析能力ってすごいなあ、って思うのと同時にこれホントにイチジク浣腸の人と同一人物か?
    って疑問が湧きました。

  7. 名無しのゲーマー より:

    さかのぼって読んでしまった
    つらい

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