TPS音痴はビクロイの夢を見るか?#2『潜伏スキルと戦闘スキル』[フォートナイト]

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【前回】TPS音痴はビクロイの夢を見るか?#1『逃げも隠れもしていいんだ』[フォートナイト]

 前回、なんか島みたいなところで100人くらいで戦って生き残る人気TPSゲーム『フォートナイト』を始めたぼく。
 説明がやたら雑なのは、ぼくはなにも調べずにゲームを遊ぶタイプの人間だからである。このフォートナイトに関しては情報源が子どもの話とコロコロコミックしかない。ネットがない時代の小学生みたいだな。
 

【本企画のルール】
1.ソロ(個人戦)でビクトリーロイヤル(1位)を獲ったらクリア。
2.攻略情報はいっさい見聞きしない(少なくとも自分からは絶対に取りに行かない)。

 ぼくはアクションやシューティングが大の苦手だが、自分でいろいろ考えて試行錯誤するのは大好きなので、1と2が合わされば充分に楽しくプレイできるだろうと思っている。
 かなりの遠回りになることが予想されるが、自力でつかみ取ったビクロイなら達成感はひとしおだろうし、もしこれを読んでいる人のなかにぼくと同じくTPSが苦手な人がいたとしたら「こんな奴でもビクロイ獲れるなら自分でもできるかも、やってみようかな」と勇気を分けることだってできるかもしれない。

 さて、ここでさっそく、計10戦ほど経験するうちに発見したフォートナイトびっくり豆知識をひとつ披露したい。
 

 なんとフォートナイトでは、『バトルロイヤル』とか『ゼロビルド』とか、いくつかのルールがあるのだ!
 バトルロイヤルはいわゆる通常のバトルで、ゼロビルドは『建築』というものが存在しないらしいぞ! なお、建築がなんなのかはよくわからないぞ!

 これは個人的には大発見だったのだが、おそらくフォートナイトを知っている人からしたら「こいつは何を言ってるんだ?」レベルの話である。ぼくはたぶん「なんと人間は呼吸するのだ!」レベルの話を堂々としている。
 でもこれはそういう企画なのでしょうがない。そのレベルの企画なのでしょうがない。「えっ、人間って呼吸するんだ!?」の次元で驚いている人が1位を獲れるようになるまでの軌跡を楽しんでほしい。10年くらいかかるかもしれないが。
 

 知識もスキルもない人間がいきなり勝てるとは思っていないが、とりあえず今回、実験してみたいことがある。
 それは、「まったく戦わずに隠れたり逃げ回ったりし続けた場合、どれくらいまで生き残れるのか?」だ。
 

 ぼくはアクションやシューティングが苦手なだけでなく、そもそも対人が得意ではない。たとえゲームであっても「うわっ、人がいる! 怖っ!」と思ってしまう。
 かつてFF11などのMMORPGではずっとソロプレイばかりしていたし、不意に話しかけられるとビビってその人をブラックリストに入れていた。リアルでは狭い歩道で向こうから人が来るとすれ違うときに肩がぶつかったり荷物が当たったりするのが怖くて反対側の歩道に移ったりUターンして引き返したりすることがある。「お前そんなんでどうやってふだん社会生活を送ってるんだ」と言われそうな気がする。自分でもよくわからない。

 なので、基本的に戦いたくないのだ。
 なるべく人と関わりたくない。でもフォートナイトは楽しみたい。ビクロイを獲りたい。でも攻略情報は見たくない。
 強烈にめんどくさい自己矛盾を抱えまくった最悪の初心者爆誕である。
 

 しかし、「戦わずして勝つ」というのは、じつはかなり賢くて現実的な選択肢だという気もしている。
 フォートナイトはコロコロコミックでも頻繁に特集が組まれるほど子どもに人気のゲームなのだが、ぼくが知る限り、子どもは好戦的なプレイスタイルが多い。より正確に言うと、「逃げる・隠れる」という発想がなく、「いいアイテムをどんどん拾いに行ってどんどん撃ち合う」ことを好む傾向が強い。これは、娘・息子が何度かプレイする様子を見て明確に感じたことだ。

 フォートナイトのマッチングシステムはよく知らないが、おそらく実力が近い人どうしでマッチングされるようにある程度は仕組まれているはずで、明らかに初心者帯に位置するであろうぼくは子どもとマッチングする機会が多くなるはず。
 となると、子どもどうしがドンパチやり合って人数がどんどん減っていくのを待ちながら、落ち着いてアイテムを拾い集めるなどしていれば、それだけでけっこういい線いけるのではなかろうか?
 

 よし、やってみるか!
 マッチング待ちの待機場所で走り回ってたら海に落ちてしまって上がり方がわからず永遠に泳ぐハメになってしまったけど、その程度のやばい初心者がどこまでいけるか見せてやる!
 

 バトルロイヤル、スタート!

 フォートナイトのバトルロイヤルは、『バス』と呼ばれる飛行船のようなものから飛び降りるところから始まる。それで、マップ上の任意の場所に降り立ってサバイバルを始めていくのだ。
 「この辺りにはいい武器が落ちていることが多いので狙い目」というようなセオリー的なものもあるらしいのだが、そういうことは当面あまり気にしないことにする。
 むしろ、相手は子どもが多いであろうことを考えると、子どもはいい武器が拾える場所に殺到しやすいだろうから、あえてセオリーは外しに行ったほうがいいのでは? とすら思っている。
 

 ほかに人がいなさそうな建物を見つけて入り、アイテムを回収していく。
 フォートナイトにはさまざまな武器種があり、銃だけでもハンドガン、サブマシンガン、アサルトライフル、スナイパーライフル、ショットガン、その他もろもろがある。

 まあ、このあたりは最初から強い弱いを決めきるのではなく、幅広く使ってみて徐々に慣れていくのがいいだろう。
 あえて言うなら、「逃げ隠れしたい」「アクションが苦手」ということから自己分析すると、急に襲われたときに狙いが不正確でも相手を削れそうなショットガン、中距離に対応できて連射が効くアサルトライフル、自分から仕掛けざるを得ない状況が訪れたとき用にスナイパーライフルあたりをバランスよく持っておくと、立ち回りやすそうな気がする。
 

 画面左側に「○○が○○を倒した」という情報が次々と表示されるなか、我関せずでアイテムを拾い続ける。
 この時点ですでに残り63人になっているのだが、まだ誰とも出会っていない。
 すごいな。みんなと同じ場所にいるはずなのに、ひとりぼっちだ。ぼくの中高時代みたいだな。
 

 残り48人。まだ誰とも会わない。
 フォートナイトでは、『ストーム』という現象が一定時間ごとに発生し、安全エリアがどんどん狭くなっていく。ストームに巻き込まれると体力がどんどん減っていくので、その前には縮小した安全エリア内に入っておかないといけない。

 今回は基本的に、「エリアの外側ギリギリで粘って、ストームに合わせて境界スレスレを移動する」ということをくり返していく。
 これは、「子どもなどの初心者は余裕を持って移動したいはずだし、ストームなんか気にしなくてもいい場所でガンガン撃ち合いたいはずだ」と予測したからだ。結果的にこれは当たっていたようで、ホントにまったく人と出会わない。
 ストームの境界スレスレで生き残ろうとするのは、移動の時間・方向が読まれやすいし直線的に走らざるを得ないことも多くなるので対上級者だと悪手になりそうだな、とやってみて思ったが、初心者同士の戦いならけっこう有効そうだ。
 

 残り20人。
 まだ誰とも出会わないが、銃声はときどき聞こえるようになった。

 そしてこのとき、銃声が聞こえると画面の上側にある方角表示が赤く光ることに気づいた。
 銃声があった方角がこれでわかるようになってるのか! 便利~!!

 これは逃げ回るのに使えそうだ。
 銃弾の軌道が直接見えるときは相手の居場所が非常にわかりやすいが、そうでなくても、この方角表示を見ればある程度見当がつく。
 

 残り7人まで来た!
 これくらいになると安全エリアはかなり狭くなっているので、いつ他のプレイヤーと出くわしてもおかしくない。そろそろ逃げ隠れの限界か。
 

 残り5人!
 他のプレイヤー同士が戦っているときに見えた銃弾の軌道から、あの家に誰かがいるのはわかっているのだが、どうすればいいのかわからない。
 ヘタに撃てばこちらの居場所がバレてしまうし、むやみに突撃して勝てるとも思えない。かといって、ずっと待っているとストームが来てこちらの居場所が失われてしまう。

 うーん……どうしたもの
 

 えっ!?
 

 ギャーーーーー!

 家に潜伏しているであろう敵に気を取られていたら、別のプレイヤーに襲われて一瞬でやられてしまった!
 10秒もしないうちに、そして相手がどこにいるのかもわからないうちにシールドも体力も削り切られた。

 「ひとつのことに気を取られて他への警戒を怠ってしまう」というのは、おそらく初心者あるあるの失敗だろう。
 さらに、襲撃にまったく対応できずそのままやられたことで、ぼく自身の戦闘スキルが極端に低いこともやはりわかった。
 このあたりは今後の課題になりそうだ。
 

 でも、逃げ隠れするだけで5位まで生き残れた、というのは大きな収穫!
 戦闘スキルは低いぼくだが、潜伏スキルはある程度あるのかもしれない。ものすごく計算しているわけではないのに、なんとなく目立たないように立ち回れている。

 高校時代、クラスメイトがインフルエンザでバタバタ倒れているのに、ぼくだけは誰とも話さないし誰からも近づかれないから感染しなかったことを思い出した。
 もしかしたら、ぼくは当時から無自覚に存在感や人との交流を断つという潜伏スキルの天才だったのかもしれない。こんな悲しい天才ほかにある? 

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コメント

  1. 名無しのゲーマー より:

    胸が痛い

  2. 名無しのゲーマー より:

    ゲーム攻略記事でこんなに辛い思いすることある? 涙拭けよゲムぼく。

  3. 名無しのゲーマー より:

    ぼっちの天才だからSNSやレンタルブログサービスが溢れてる今でも個人ブログという隔離された空間をメインに活動してるのかな

  4. 名無しのゲーマー より:

    小学生の分析力が高い
    フォトナはやり方次第では最後まで戦わずにビクロイ出来るから頑張れ

  5. 名無しのゲーマー より:

    実際ハイドして漁夫取るのが一番楽な勝ち方だからゲムぼくさんの性格に合ってるかもしれませんね

  6. 名無しのゲーマー より:

    >「逃げ隠れしたい」「アクションが苦手」ということから自己分析すると、急に襲われたときに狙いが不正確でも相手を削れそうなショットガン、中距離に対応できて連射が効くアサルトライフル、自分から仕掛けざるを得ない状況が訪れたとき用にスナイパーライフルあたりをバランスよく持っておくと、立ち回りやすそうな気がする。

    何も分かってなさそうなのにそこそこ的確で草

  7. 名無しのゲーマー より:

    ゲーム系の記事でこんなにかなしいの久しぶりに見た

  8. 名無しのゲーマー より:

    クセになってんだ

  9. 名無しのゲーマー より:

    ほ、ほらボッチ耐性はパンデミック化ではかなり有用だったから…

  10. 名無しのゲーマー より:

    撃ち合い上手くなるためには人の多いところに降りて回数こなすしかないぞ
    今のやり方じゃレート落としてラッキービクロイか忖度NPCにしか勝てない

  11. 名無しのゲーマー より:

    気質にも合ってそうだし実際かなり賢い
    実際戦わなくても勝てるゲームだよ

  12. 名無しのゲーマー より:

    このゲームってフレンド同士でオンラインマッチはできるの?
    できるなら読者99人でゲムぼく一人追いかけ回して粉砕する交流会やってほしいな。

  13. 名無しのゲーマー より:

    頭はいいんだよな頭は
    なお反射神経は死んでる模様

  14. 名無しのゲーマー より:

    >リアルでは狭い歩道で向こうから人が来るとすれ違うときに肩がぶつかったり荷物が当たったりするのが怖くて反対側の歩道に移ったりUターンして引き返したりすることがある。

    これはちょっと分かるぞ…

  15. 名無しのゲーマー より:

    一回も発砲してなくて草

  16. 名無しのゲーマー より:

    フォートナイト全然知らないけど、尻でキャラ選んだのはわかった

  17. 名無しのゲーマー より:

    攻略記事にちょこちょこ自傷行為を混ぜていくスタイル

  18. 名無しのゲーマー より:

    コロコロコミックって今そんな感じなんだ

  19. 名無しのゲーマー より:

    ちょいちょい闇を見せてくるな

  20. 名無しのゲーマー より:

    ちょくちょく闇を混ぜ込まないで

  21. 名無しのゲーマー より:

    ゲーム攻略記事に見せかけて、過去のトラウマ紹介記事になってるじゃん

    でもそんなところが好き

  22. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼくさんはスキン買わないのかな
    むちむちいますよ

  23. 名無しのゲーマー より:

    フォートナイト全然知らないんですけどこれ見て始めてみました

  24. 名無しのゲーマー より:

    管理人さんがほぼ初プレイで5位という素晴らしい成績を収めた記事なのになんでだろう、涙が止まらないよ

  25. 名無しのゲーマー より:

    背中にくっついてるドラゴンボールのレーダーみたいなのが気になる

  26. 名無しのゲーマー より:

    道歩いてるときに人避けちゃうの、わかる

  27. 名無しのゲーマー より:

    チンフルエンザにはかかってるのに…

  28. 名無しのゲーマー より:

    息を吐くように悲しいエピソード出してくるな

  29. 名無しのゲーマー より:

    この手のサバイバル系FPSは全然知らないけどとっても楽しく読めました
    あと、ぼっちエピソードが身につまされて胸と胃がキュッとなりました

    で、このフォートナイトってやつは鉄仮面が「今夜はカツ丼だ」って言ってるゲーム?

  30. 名無しのゲーマー より:

    こののどかなブログが残虐サイコパスツイッター民に見つかってボウゲンの限りを尽くされないことを切に願う次第であります。

  31. 名無しのゲーマー より:

    ゲームネタなのに、ちょこちょこ闇のリアルエピソードが挟まるせいでかわいそって思っちゃった。

  32. 名無しのゲーマー より:

    現代のパパではなく戦国の世の暗殺者として産まれてたら時代が変わってたかもしれないことでおなじみのゲムぼく。

  33. 名無しのゲーマー より:

    武器の取捨選択だったり知識をつけなくても自分が望んでいる展開をしっかりイメージして且つ文章に書き起こせるってすごいな 苦手でもちゃんとゲーマーなんだな

  34. 名無しのゲーマー より:

    話しかけただけなのにブラックリストに入れられた人可哀想だな…

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