『ポケモンメザスタ』と『アイカツ!プラネット』をやるために、娘と息子を連れてゲームセンターに行くと……
こんなものがあった。
メダルをバチンバチンって弾いて下まで持っていく昔ながらのやつだ!
ちょっと古い銭湯とか旅館とかの隅っこに若干の塗装剥げとともにありそうなやつ~!
しかしこれ、古そうだからと言ってあなどれない。
なんと、4プレイ100円。100円で4回も遊べる。
さらに、100円を入れた時点でアメが1個もらえ、ゲーム終了時に0~5個さらにおまけでアメがもらえるようだ。つまり、100円で最大6個のアメが手に入る!
100円でうまい棒が1本取れるか取れないか、みたいなプライズゲームも正直多いなか、確実に1~6個のアメが手に入るというのはかなり良心的ではなかろうか。
よし、やってみよう!
安いし、アメももらえるし、なによりこういうアナログなゲームを遊んでみるっていうのは子どもにとっていい経験になるだろう。
息子「パパ、これどうやってあそぶの?」
ぼく「ええっとね、じゃあ1回目はお手本を見せてあげよう。こうやって、レバーをぐっと下げて、バチンって弾くと、メダルが転がっていくんだよ」
ぼく「ほらね」
娘&息子「おお~!」
ぼく「で、ここからが難しいんだよ。ここからはハズレの穴がいくつかあって、たとえばここは強く打ちすぎるとハズレに入っちゃうんだ。だからこうやって、ちょっと弱めに打つことで……」
ぼく「あっ……」
娘「あれ? それ、ハズレのあなじゃないの?」
息子「ハズレのあなって、さっきパパいってたよ」
ぼく「……ま、まあ、そういうこともあるから……意外と難しいな……」
娘「じゃあ、つぎやりたい!」
娘「やったー! パパとおなじところまできたよ」
ぼく「おっ、すごいね。でも難しいのはここからだよ。コツはね、レバーを思いっきり下げたところから指ひとつぶんくらい浮かせ」
娘「えいっ」
娘「やった! したにすすんだよ!」
ええええええええ!
なんでだよ! 親の威厳が音を立てて崩れていく! まだ死んでないのに俺の屍を越えてゆけ状態になってる!
娘「わっ、つぎ、こんなところにハズレがある」
ぼく「奥のほうにもハズレがあるから、これは弱すぎても強すぎてもダメってことだね。これはそうとう難しいね。たぶん、さっきよりもちょっとだけ強いくらいの」
娘「えいっ」
娘「わっ! やった、したにすすんだ!」
なんでだよ! 天才か!?
けっきょく、最後の最後で惜しくも外したが、初プレイにしてゴール直前までいくという快挙を成し遂げた娘。
おかしいだろ。ぼくなんて人生通算10回目くらいのプレイだと思うけど最初の穴に落ちたぞ。
息子「じゃあ、つぎやってみるね」
息子「ああー! おしい、ゴールできそうだったのに」
なんでだよ! なんで当たり前のようにゴール直前までいけてるんだよ!
娘だけなら「ビギナーズラックってやつかな」で済んだけど、ふたり連続で結果出されると「あれ、ぼくにセンスがないだけか……?」って不安になるじゃねーか! 多分その通りなんだろうけど!
まあ、とにかく、100円で長くプレイできてアメも2個出てきたので、とてもいい遊びになった。
こういうのでいいんだよこういうので、と言いたくなる、ある意味理想的な100円ゲームだな。
ちなみにこれ、昭和技研というメーカーのもの。
「新幹線ゲーム」を現代風にアレンジしたもので、どうやらこれ自体は意外と新しい機種のようだ。
ちなみに分類は「AMベンダー」なので、ゲーム機ではなく「おまけとしてゲーム機能がついた自動販売機」という扱い。だから1個は確実に出てくるんだな。
ひとりで遊んでもみんなで遊んでも意外と楽しいので、見かけたらぜひやってみてください。
コメント
まだ崩れるだけの威厳が残っていたとは!
良レビューで面白そうだなと思った
昔だと10円玉がそのままメダルになる奴あったよね
メーカーの名前も出してるのえらい
新しい筐体はそんなに違いないけど温泉宿とかにある骨董品だとスプリングの強さが場所によって全然違ったりして難易度上がるよねこれ
うわ懐かしい
実家の近くの銭湯にあった気がする
自販機扱いなの知らなかったです
旅館にこれだけポツンとある事が多かったのはそういう事なんですね
ゲーム機だったら置くのに許可いりますから
新幹線ゲームやった事ある気がする
古いのだと錆び付いててレバー毎の力加減が全然違う事あった記憶…
ポケモンで負け、ボードゲームで負け、さらにここでも負けますか
アイギスかラスオリならきっと勝てますよ!!
昔は1プレイ10円だったんじゃよ
一方で当たりが出ても景品品切れなんて事も普通にあったんじゃが