【実録】悪徳業者にむしろグイグイいってみた。完結編

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 前回、興味本位で悪徳業者に食いつき、むしろグイグイいってみることにしたぼく。
 ふつうの詐欺なら詐欺師側が主導権を握るが、逆にこっちから返事を催促しまくるという積極ぶり。詐欺師サイドからしたらいいお客さんすぎて逆に怖いかもしれない。
 

 前回は、「お住まいは?」と聞かれて「一軒家です」とボケたら「地名って意味だよ」とやんわり怒られ、「ださいたまです」と答え直したところで終わった。
 ここからのコミュニケーションは、思案が必要だ。相手は、対面または電話を望んでいる。こっちは純度100%の冷やかしなので、そんなめんどくさいことはごめんこうむりたい。

 前回の記事にいくつかいただいた助言コメントを参考にしながら、慎重かつ大胆に会話を進めていく。
 

 とりあえず、「資本金、費用一切必要なし」といううたい文句のウソを暴きにいくことに。ここのウソを明らかにできれば、これが詐欺であるということの客観的かつ確実な証拠を得られる。
 「多少のお金の用意はあるんですけど……」と自分から申し出るという、悪徳業者からしたら夢みたいなメッセージを送る。カモがネギしょってやってきたとはこのことである。前回、ノリで「53歳です」と言ったのだがその設定を活かして、20年あまりのヘソクリがあるということにした。ちなみにぼくは20年前に買った500円玉貯金箱をいまだに持っているので、いちおうウソはついていない。中には500円3枚とバッティングセンターのメダル1枚しか入っていないが。
 

 返信が来た!そして「多少かかる」との発言を得た!やっぱり費用かかるんじゃねーか!
 手数料だか受講料だか情報料だか、どんな名目にするのかは知らないが、やはりウソをついてお金を取る意図があることは明確になった。
 ここで、もうちょっと攻めたい。「多少」というのは、どれくらいのことを言っているのか?
 

 「30万までならすぐ用意できるが、それで足りそうでしょうか?」と聞いてみる。「早めに教えてほしい」と、回答を急かすひとことも添える。あっちに「よっしゃ、カモが30万持ってる!しかも急いでいて冷静さを失っている!」と思わせることで逆にあっちの冷静さを失わせ、なにかボロが出るようにするのが狙いだ。
 なんかあれだな。前回もちょっと思ったけど、むしろぼくのほうが悪徳業者っぽい発想で立ち回ってるなこれ。どっちが悪者なのかわからなくなってきたな。
 

 「大丈夫ですよ」との返信。どうやら、最初に30万以上を奪い取るつもりはないようだ。
 まあおそらく、「30万ならあります」と自ら言ってくるようなカモだから急いでだまし取らなくても時間をかけて搾取し続ければよい、とでも思っているのではなかろうか。ぼくならそう思う。「ぼくならそう思う」ってあれだな。完全にぼく悪者の発想になってるな。
 

 そして、「個人アカウントを追加よろしくお願いします」というメッセージが来た!
 いい感じだ。仕掛けてきたな。早く電話したそうなその様子といい、30万に目がくらんだか?「目がくらんだか」ってあれだな。完全にぼく以下略。
 

 悪徳業者の個人アカウントをゲット。壁紙は広島東洋カープの選手だった。
 ちなみに、こういうのって「個人アカウント」と言いつつ詐欺専用のアカウントを使用するのが定石だと思うのだが、これはそこまで洗練されておらず、わりとガチでこの悪徳業者の個人アカウントである可能性があるやつだった。

 ここで推測するに、これは悪徳「業者」と呼べるほど体系立てられた組織ではないのかもしれない。いや、もっと言うと、学生をメインターゲットにしている点、文面から感じ取れる頭のよくなさ、返信の遅さや返信時間の偏り、こっちが意図的につくったスキにホイホイ食いついてくるツメの甘さ、複数あったTwitterアカウントがすべて2019年2月以降の開設であることなどから考えると、20代くらいの学生かフリーターが個人で最近やり始めた、小遣い稼ぎ程度の詐欺である可能性がある。そうだとすると彼もまた、この悪徳商法を誰かに指示されたり、やり方を情報商材として買わされたりしてしまった被害者のひとりなのかもしれない。
 そう考えると、ちょっとかわいそうになってきたな。むしろそこを冷やかしにいってるぼくのほうが悪者っぽくないかこれ。ぼく炎上するんじゃないかこれ。
 

 よし、そろそろ決着をつけにいこう。
 「警察官の知人から詐欺を疑う指摘があったのですが、大丈夫ですよね?」と問う。
 ここでのポイントは、「(周りは疑っていても)私個人はあなたを信じていますよ」というスタンスを取ること。ふつうに疑いをかけると「コイツはもうだませないな」と思われて縁を切られるが、これなら「うまくやればまだだませるかも」と希望を持ってもらうことができる。
 

 「マーケを組む過程」「公式LINE使ったりする」「そこの課金が多少必要だったりする」と、急にモゴモゴした感じの説明になってきた。わかりやすくあいまいな表現が増えた。いままでの「!」マーク付きの元気な語尾ではなく「認識ですね」という口調に変わったことからも、動揺が見える。
 やはり、洗練されていない。まだまだ駆け出しの悪徳業者というか、ほぼ素人だ。
 

 「安心しました!周りにもしっかり説明しておきます!」と返事をしておく。
 おそらくいま、相手の心理は「いや説明するなよ!黙っとけよ!余計なことするな!」という感じになっているだろう。この世において、無能な味方ほど恐ろしいものはない。ぼくはこの人の無能な味方になることにした。

 そして、この「知人と警察署にもそう説明しておきます。」のメッセージを最後に、既読がつかなくなった。わざと釣られていることがバレたか、それとも「警察」というワードに警戒心を強めたか……
 

 しかし、既読がつかないからと言って相手が読んでいないとは限らない。まがりなりにも悪徳業者なら、既読を付けないままメッセージを読む方法のひとつやふたつ勉強しているはず。よって送信は止めない。

 おそらくもう、相手からの返信は来ないだろう。ここからは目的を「相手に恐怖心を与え、今後の詐欺行為をやりづらくさせる(可能であればやめさせる)」ことにシフト。なんらかの手段でメッセージを読んでくれていると信じて、畳みかけ続ける。
 

 個人アカウントのほうにも連絡してみると、こっちは既読がついた。たぶん相手も「やっちゃった」と思っているだろう。
 しかしこれで、相手がメッセージを見ていることは確定した。しばらく送信をやめず、少しでも「こいつやべえ奴だな」と思わせておく。
 

 そして最後に、相手の法人アカウントと個人アカウントをともに通報→ブロックして、終了。
 「お金は必要ないと言っていたのにお金を要求する」という流れ・行為をメッセージで証拠に残せているので、LINE公式が詐欺アカウントとして適切に対処してくれる可能性も多少はあるだろう。

 通報によるアカウント停止措置などと、最後までメッセージを送り続けたことによる精神的負荷。これらがうまく両方働いて、相手の改心に少しでもつながればいいが……
 

結論:
興味本位で釣られにいくのは、上手にやろうとするとテクニックが必要なので意外と難しい。
あと、なんか逆に自分が炎上しそうになるのでやめたほうがいい。埼玉の人ごめんなさい。
 

Price: ¥ 4,113
Was: ¥ 5,280

コメント

  1. 名無しのゲーマー より:

    確かに、相手の人は疑ったり警戒心が無さすぎる
    そういう性格だからこそ詐欺をせざるを得ない状況になったと考えると、少々可哀想ですね

    途中からゲムぼくさんの方が詐欺師にみえるのはなぜか…

  2. 名無しのゲーマー より:

    ※1
    実際、イイお父さんっぷりをアピールして、巨乳美熟女を狙ってる辺り詐欺師なのでは?(グルグル目
    でも、最終的に本音がダダ漏れして釣れてないゲムぼくさん可愛い

  3. 名無しのゲーマー より:

    私の友人(埼玉県警察官)が「このブログは詐欺と猥褻に抵触するおそれがある」と言ってるのですが、大丈夫ですよね?

  4. 名無しのゲーマー より:

    ゲムぼくは詐欺業者だった……?

    間違ってねーな

  5. 名無しのゲーマー より:

    流石はブログで妻子持ちと偽り続けている生粋の詐欺師はひと味違うぜ!

  6. 名無しのゲーマー より:

    埼玉人に人権は無いってGACKTが出てる映画でやってたし謝らなくても大丈夫でしょ(適当

  7. 名無しのゲーマー より:

    お疲れ様でした。
    やっぱ警察パワーは強いですね

    50代設定も、人脈持ってそうな雰囲気作りに貢献してますねぇ

  8. 名無しのゲーマー より:

    計算されすぎてて犯人よりゲムぼくの方が怖い

  9. 名無しのゲーマー より:

    初めから警察官の知人で逃げ切る退路があったんやなぁ

  10. 名無しのゲーマー より:

    騙されたオチを期待してたのに!

  11. 名無しのゲーマー より:

    これってLINE右側の人が詐欺師ですか?

  12. 名無しのゲーマー より:

    今頃業者はこのブログに辿り着いてイチヂク浣腸されるかもしれない恐怖に怯えてるよ

  13. 名無しのゲーマー より:

    イチジク浣腸詐欺してるって本当ですか?
    失望しました浣腸するのやめません

  14. 名無しのゲーマー より:

    恐怖!社会派アナルブログと化したゲムぼく。

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